こんにちは。
ゆうき整骨院の川路です。
バスケットボールや陸上で、ジャンプや走るときに膝が痛いと悩まれて、中学生が来院されました。
病院や治療院でも、ジャンパー膝です、ランニング膝ですねと言われることもあると思います。そこで、診断されて終わりではなく、全てを先生任せにせず、正しい知識をインプットし役立ててください。
ひざ痛の原因は、knee in(ニーイン)
膝が痛くなるのは、走りやジャンプで足が着地する時に、膝が内側に入るニーインが原因です。
膝が内側に入ると、股関節から膝までの筋肉が必要以上に伸ばされる為、筋肉の付着部でもある骨や関節に負担がかかり、痛めてしまいます。
ストレッチをしても改善されないのは、運動する時の膝が内側に入るニーインが改善されないからです。
ニーインを調べる方法
家族やお友達同志でも分かる簡単な方法をお伝えします。
- 怪我をしている子供の正面に座ります。
- 怪我をしている子供に、5回くらい連続でジャンプさせましょう。(軽くで結構です)
- ジャンプ着地をする瞬間の膝をみます。
- その時に、膝が内側に入っていないかを確認します。
痛みが出ている方向と膝が内側に入る方向が一緒であれば、ニーインが原因という可能性が高くなります。
逆に、膝が内側に入らない場合は、別な原因がありますので、専門の先生に見てもらいましょう。
対処法
中臀筋が弱い、内転筋が硬い、足関節が過回内足になっている事がニーインの原因です。
安静→ストレッチ→筋力トレーニングの順番で行いましょう。
内転筋のストレッチは、手っ取り早いのは股割りです。足を外側に広げる可動域が少ない為、ストレッチをして可動域を確保しましょう。
筋トレは、スクワットが良いかもしれません。膝を曲げる時に膝が内側に入らないように意識して行いましょう。
それでも治らないなら、足関節の過回内が強いので、インソールを検討してみるのも良いかもしれません。
足関節の過回内足とは?
走ったりジャンプするときの着地時に、足関節が内側に倒れるので、連動するように膝が内側に入ります。
過回内足になっているかいないかを見るポイントは、偏平足と外反母趾です。偏平足と外反母趾があるようなら、足の構造上、過回内足になっています。
筋力やストレッチなどで改善する事も可能ではありますが、時間がかかる可能性があります。その分、練習時間が少なくなるので、これから体が大きくなっていく段階であれば、インソールを使っても良いかと思います。
矯正用インソールはこちら⇒https://saikougp.com/insole/
まとめ
膝のスポーツ障害では、ジャンパー膝、ランニング膝、鵞足炎など、沢山の病名があります。
一方で、痛くなる原因は足関節の過回内とニーインなど、そこまで多くはありません。名前だけに惑わされず、正しくトレーニングやストレッチを行い、時にはインソールなどの道具を使いながら、スポーツへの復帰を目指しましょう。
コメント