PR

柔軟性と筋肉のトラブルについて

ブログ
記事内に広告が含まれています。

『筋肉が衰えているから、ストレッチをしている。』『体が硬いから、運動不足だろうと思って歩いている。』という事を聞く事があります。今回は、少しでも身体の事を理解してもらって、日常の運動に役立ててもらえるように書いていきますね。

川路 洋樹
川路 洋樹

こんにちは。
ゆうき整骨院の川路です。

身体の柔軟性について

柔軟性とは、身体の柔らかさと考えられると思いますが、参考書などでは、『関節の可動域により評価する』と書かれているので、『柔軟性』=『関節の可動域』という事になります。

関節の柔軟性は、筋肉の影響を受けるので、これらが大事になります。

①関節を作る組織に障害がない
②関節運動を行う主導筋の筋力が充分にある事
③主導筋の働きに拮抗する筋肉が充分な伸長性を持っている事

※主導筋・拮抗筋のイメージ画像を下に貼っておきますね。

引用元:https://sprint-condition.info

筋短縮とトラブルについて

筋肉の短縮は、代償動作を引き起こすので、身体のトラブルを引き起こしやすくなります。

代償動作: 本来の動作や運動を行うのに必要な機能以外で補って動作や運動を行うこと 。

私たちは、目から様々な情報を受け取り、身体の位置や歩く方向を認識し、身体を微調整しながら歩いているのですが、筋短縮という歪みが生じる事で、足の運び方や身体の捻じれに不自然さが生まれ、膝や腰のトラブルを引き起こす可能性が高くなります。

筋短縮と関節の痛みについて

柔軟性が低下 ⇒ 関節可動域が低下
⇒ 正しい関節運動が困難 ⇒ 関節痛
という流れが筋短縮と関節痛に関係しています。

(例)肩関節

肩関節に関与する筋肉は複数あり、絶妙なバランスによって肩の運動を可能にしています。過度に同じ動作の繰り返しを行うと、アウターマッスルとインナーマッスルのバランスが崩れ痛みを引き起こしやすくなります。

(例)股関節

過度のトレーニングやストレッチを疎かにすると、大腿四頭筋が短縮をおこし、痛みを引き起こしがちになります。

大腿四頭筋は、股関節や膝関節の柔軟性低下を招く事が多く、太もも、膝の皿、ふくらはぎで形成される関節の可動域低下に繋がります。

柔軟性と筋力について

筋力=筋肉が発揮できる力
柔軟性=関節の可動域

これらのどちらかが劣っている。または、どちらかが極端に優れているという状態は、身体にとって良いとはいえません。

・柔軟性があるが筋力が低いと関節は動くが、コントロールしにくく、不安定。
・筋力があるが、柔軟性が低いと関節は動かせるが、持久性は低い。

理想的なのは、筋力もあり、柔軟性が高く、関節をコントロールしやすく継続した運動が出来る状態です。

さいごに

運動をする際には、柔軟性を高めたいのか、筋力を上げたいのかのどちらかを選択し、それにあった運動の方法が好ましいです。

自分が行っている運動があっているのかどうかが解らないという方は、専門の方に相談しても良いかなと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました