こんにちは。
ゆうき整骨院の川路です。
膝が痛い方ですと、筋肉を付けましょうと言われることがありませんか?
筋肉を付けようと運動をした結果、怪我に繋がるというのは、良く起こります。
他にも
スクワットをしたら、膝が痛くなった。
腹筋をしたら、腰が痛くなった。
肩周りの筋肉を付けようとしたら、肩が上がりにくくなった。
など、こういう話はよく聞きます。
同じ運動なのに、何故このような事が起こるのか?というと、運動に対する認識の違いがあるからだと思います。
そこで今回は、医療に携わる人が考える運動とスポーツトレーナーや一般の方が考える運動の違いを説明しています。
運動と負担の違い。
筋肉を付けようとした結果、痛くなった。
運動をしていると痛みがある。
もし、この2点が当てはまるようなら、これは運動ではなく、負担を増やしているという事です。
体を動かして痛みが減る ⇒ 運動
体を動かして痛みが増える ⇒ 負担
というようなイメージです。
膝の軟骨がすり減っている人で例えてみます。
歩く度に、膝が痛い。
これは歩くことで、膝の軟骨がすり減る回数を増やしています。運動ではなく、膝軟骨への負担を増やしていると考えられるわけです。
スクワットでも同じですね。膝を曲げる事で、軟骨のすり減りを手伝っている可能性もあります。さらに重りを持てば、その分、膝への負担が増えるわけです。
怪我を治すための運動は?
怪我を治す為の運動は、体の部分の2箇所を見ていかなくてはいけません。
その2箇所は筋肉と関節で、関節には負荷をかけず、筋肉だけに負荷をかけます。
例えば、膝関節症の方の散歩は、膝関節に重力×体重の分だけ負担がかかります。その割に、筋肉に負荷がかかるかといえば、そうでもありませんよね。
いかに関節面に負担をかけず、筋肉を付けていけるかが、とても大事になってきます。
そういうことから、重力や体重の負担をかけずに、膝周りに筋肉を付ける運動で適しているのは、レッグエクステンションになるというわけです。
このように、体の構造を全体的に把握して、運動をしてもらうリハビリという考え方が大事になってきます。
運動前に、体の検査の工程を
YouTubeなどの動画でもありますが、痩せる引き締めるなどの運動は、カロリー消費も考えられており、筋肉と関節へ高負荷をもたらします。
ご自身の関節可動域や体が耐えられる強度を超えて、運動をするから痛くなるわけです。
医療に携わる人がいう運動は、必ず検査が入ります。
関節可動域はどうなのか?
背中の曲がり具合はどうなのか?
既往歴はあるか? など。
検査の工程が無ければ、患者様に正しい運動をお伝えする事は不可能です。
まとめ
まとめると、医療従事者の言う運動は、いかに負荷をかけないか。スポーツトレーナーのいう運動は、いかに負荷をかけるかです。
運動という2文字は同じでも、かなりニュアンスが違います。
僕らも、運動をしましょうとは言うものの、しっかりとここまで説明しなくてはいけないなとも思います。
痛みを取る運動と筋肉をつける運動は違う事もありますので、痛みがあるなら医療従事者へ、痛みはなくボディメイクをしたいというのであれば、スポーツジムやトレーナーさんに相談するのが間違いがありません。
ご参考まで。
コメント