むくみって、どんな状態?
長い時間座っていたり、立ちっぱなしだったりすると、夕方には靴がきつくなったり、足がパンパンになったりすることはありませんか?これが、**「むくみ」**です。
むくみは、体の細胞の間に、いらない水分がたまってしまうことで起こります。
でも、なんでそんなことが起きるのでしょう?
むくみの犯人は「水分」だった!
みんなの体の中では、血液が心臓から送り出され、全身をぐるぐると回っています。この血液は、細胞に**「栄養」と「酸素」**を届ける大事な仕事をしているんです。
この時、血液から栄養と酸素を受け渡すために、血管の壁から少しだけ水分が染み出します。まるで、水道のホースから水が少しだけ漏れるようなイメージです。
役目を終えた水分は、また血管や、**「リンパ管」**という別の管を通って、心臓の方へ戻っていきます。この水分がうまく戻れないと、むくみが起きてしまうのです。
なぜ水分が戻れなくなるの?
水分が戻れなくなる原因は、いくつか考えられます。
同じ姿勢でいるから
足は心臓から遠い場所にあるので、重力の影響で水分がたまりやすくなります。
長時間同じ姿勢でいると、足の筋肉があまり動かず、ポンプのような役割を果たせなくなってしまいます。すると、水分の流れがとどこおってしまい、むくみやすくなります。
水分や塩分をとりすぎているから
おやつでしょっぱいものを食べすぎたり、ジュースをたくさん飲んだりすると、体の水分が増えすぎてしまいます。
体は、増えすぎた水分をうまく処理しきれず、むくみが起きることがあります。
むくみをすっきりさせるには?
むくみを予防したり、スッキリさせたりする方法をいくつか紹介します。
軽く体を動かす
立ちっぱなしや座りっぱなしの時は、足首を回したり、ふくらはぎを軽くもんだりしてみましょう。
足の筋肉を動かすことで、ポンプの役割が復活し、水分の流れをスムーズにしてくれます。
足を高くして寝る
寝る時にクッションなどを足の下に入れて、少し高くしてみましょう。
重力の力を借りて、たまった水分を心臓の方へ戻しやすくなります。
バランスの良い食事を心がける
塩分をとりすぎないように意識しましょう。おやつやインスタント食品には、意外とたくさんの塩分が含まれていることがあります。
さいごに
むくみは、体のSOSサインかもしれません。自分の体の声に耳を傾けて、早めに対処してあげましょう!
もし、何日もむくみが続くようなら、おうちの人と一緒に、お医者さんに相談してみてくださいね。
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