そう言って病院に行くと、「使い過ぎですね」と診断されることが多いですよね。でも、心当たりのない方もいるはずです。
「え、そんなにスポーツしてるわけでもないし、力仕事もしてないんだけど…」
実は、肘の痛みは**「使い過ぎ」**だけが原因ではありません。意外な場所にその原因が隠されていることがあるんです。今回は、肘の痛みの意外な原因と、ご自宅でできる対策をいくつかご紹介します。
肘の痛みの意外な原因
1. 肩や手首の固さ
肘は、肩と手首のちょうど中間に位置しています。そのため、肩や手首の動きが悪いと、その分肘に負担がかかってしまい、痛みを引き起こすことがあります。特にパソコン作業が多い方は、肩甲骨まわりが固まりがちなので要注意です。
2. 姿勢の悪さ
猫背や前かがみの姿勢は、肩が内側に入り、腕や肘の位置が不自然になります。その結果、特定の筋肉に過剰な負担がかかり、肘の痛みに繋がることがあります。
3. 睡眠不足やストレス
意外に思われるかもしれませんが、睡眠不足やストレスも痛みの原因になることがあります。体が疲れていたり、精神的にストレスを感じていたりすると、筋肉が緊張しやすくなり、血行も悪くなります。その結果、痛みを感じやすくなるのです。
今すぐできる!肘の痛みを和らげる対策
1. 肩甲骨を意識したストレッチ
肩や手首の固さを解消することが、肘への負担を減らす第一歩です。
- 両手を肩の上に置き、肩甲骨を寄せるようにして、ゆっくりと肘で円を描くように回します。前回し、後ろ回しを数回ずつ行いましょう。
- 背筋を伸ばし、両腕を広げます。手のひらを上にして、肩甲骨を意識しながら大きく胸を張ります。
2. 姿勢の見直し
特にデスクワークの方は、椅子に深く腰掛け、背筋を伸ばすことを意識してみましょう。パソコンのモニターは目線と同じ高さに設定し、キーボードを使う際は手首が不自然に曲がらないように調整してください。
3. 睡眠とリラックスタイムの確保
十分な睡眠と、自分なりのリラックス方法を見つけることも大切です。お風呂にゆっくり浸かる、好きな音楽を聴く、軽い運動をするなど、心身を休める時間を作りましょう。
痛みが続く場合は専門家へ
これらの対策を試しても痛みが改善しない場合は、無理をせず、整形外科など専門の医療機関を受診してください。早期に適切な診断を受けることが、痛みを長引かせないための最も重要なことです。
肘の痛みは、単なる「使い過ぎ」ではないかもしれません。自分の生活習慣を見直し、原因を探ることで、痛みを根本から解決できる可能性があります。ぜひ、今回ご紹介した対策を試してみてください。
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