使い過ぎという言葉は一緒でも、ニュアンスの違い。
こんにちわ。遊嬉整骨院のカワジです。
施術をしているとこんな会話があります。
「テニスしてないんだけど、テニス肘と言われました。」
「ゴルフしてないけど、ゴルフ肘と言われた。」
「使い過ぎと言われても、そんなに使っていない。」
この話は、肘の痛みについての会話です。そこで、会話が成立していないような気がするので、そこの所を解釈して伝えたいと思います。(誰にも聞かれていないけど。)
肘の痛みの名称について
テニス肘、ゴルフ肘と言っても、正式名称は「がいそくじょうかえん」と言います。
テニスをしている人に、ゴルフ肘だと言っても成立するし、ゴルフをしている人にテニス肘と言っても成立します。
なので、テニス肘と言われましたと聞いたら、「がいそくじょうかえん」って、診断されたんだなって把握するんですね。
さて、この「がいそくじょうかえん」というのは、漢字で書くと「外側上顆炎」と書きます。上腕骨という骨の一部に外側上顆という場所があり、そこが炎症が起こるので、そういう名称で呼ばれます。
なぜそう呼ばないかというと・・・・・
説明すると、
「上腕骨という腕の骨の一部に外側上顆という場所があります。そこについている筋肉で、橈側手根伸筋、短橈側手根伸筋、総指伸筋というのがあって、その筋肉が骨を刺激して、炎症が起こるんですよ。」ってなるんですけど、
「テニス肘ですね」と言った方が早いし、イメージも付きやすいですよね。
だからじゃないかなーって思っています。
ちなみに、テニス肘と言われるようになったのは、テニスの時のバックハンドの時になりやすいというところから付いたと言われています。
使い過ぎについて
肘が痛くなる原因と言えば、
①捻る
②打撲
③筋疲労
の3点。
そして、「どうしたら痛くなりましたか?」と聞いた時に、捻っていない、打撲もないって言われたら、筋疲労が原因と思いつきます。
そこから、筋疲労=使い過ぎという認識です。
ですので、使っていようが使っていまいが、この外側上顆炎は、捻っていない、打撲もしていないとなったら、使い過ぎ(筋疲労)によるものだと診断されるんです。
まとめますと、
病院で、「使い過ぎによるテニス肘ですね。」と言われたら、僕たちは、「外側上顆の炎症だな。そして、腕を使う筋肉の疲労性に痛みだな」って判断します。
テニスやゴルフをしていても、していなくても、あまり使っていなくても、そこは問題ではないんです。
同じ言葉を使っていても、認識が違うという事で例を出しました。書いておいてなんですが、この話に矯味ある人っていないだろうななんて思います。
暇つぶしに読んでみてね、てへっ!!
でわ!!
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