「最近、腰が重い…」
「肩こりがひどくて…」
「なんだか体がだるい…」
そんなお悩みありませんか?
40代・50代の女性に多い、更年期障害のつらい症状。
その原因は、女性ホルモンの減少だけではないかもしれません。もしかしたら、長年の体の歪みが蓄積した結果、更年期の不調をさらに悪化させている可能性があります。特に、体の中心にある骨盤の歪みは、全身のバランスを崩し、さまざまな不調を引き起こす元凶となることがあります。
この記事では、更年期特有の不調と骨盤の歪みの関連性、そして自宅で手軽にできるセルフケア方法を3つご紹介します。
更年期の不調は骨盤の歪みが原因かも?
更年期には、女性ホルモンであるエストロゲンの減少により、自律神経のバランスが乱れやすくなります。これにより、血行不良や筋肉の緊張が引き起こされ、腰痛や肩こり、頭痛、冷えなどの身体的な不調が現れやすくなります。
さらに、骨盤が歪んでいると、次のような悪影響が生じます。
血行不良の悪化
骨盤が歪むと、周囲の血管やリンパ管が圧迫され、血流が悪くなります。これにより、筋肉に酸素や栄養が行き届かず、こりや痛みがさらに悪化します。
姿勢の崩れ
骨盤は上半身と下半身をつなぐ土台です。この土台が傾くと、猫背や反り腰になりやすく、首や肩、腰に過剰な負担がかかります。
内臓機能の低下
骨盤内には腸や膀胱などの重要な臓器があります。骨盤の歪みによってこれらが圧迫されると、便秘や頻尿などの不調につながることがあります。
このように、骨盤の歪みは更年期のつらい症状をさらに深刻化させてしまう可能性があるのです。
今すぐできる骨盤ケア!簡単セルフケア3選
1. 骨盤周りのストレッチで血流を改善
骨盤の歪みを引き起こす原因の一つに、股関節周りの筋肉の硬直があります。股関節を柔らかくすることで、骨盤の可動域が広がり、血流も改善されます。
- 床に座り、両足の裏を合わせ、ひざを外側に開きます。
- かかとを体に引き寄せ、両手でつま先を持ちます。
- 背筋を伸ばし、上体を少し前へ倒します。
- 股関節の付け根が伸びているのを感じながら、ゆっくりと深呼吸を5回繰り返します。
無理のない範囲で行うことが大切です。
2. 骨盤を支えるお尻の筋トレ
骨盤を正しい位置で安定させるためには、お尻の筋肉(中殿筋)を鍛えることが有効です。
- 横向きになり、ひざを軽く曲げて重ねます。
- 上側の脚のひざを、下のひざから離すようにゆっくりと持ち上げます。
- この時、かかとは離さずに、ひざだけを開くのがポイントです。
- お尻の横の筋肉が使われているのを感じながら、ゆっくりと上げ下げを10回繰り返します。
テレビを見ながらでもできるので、習慣にしやすいでしょう。
3. 日常生活で姿勢を意識する
特別な時間を作らなくても、日々のちょっとした意識で骨盤の歪みを防ぐことができます。
座る時
椅子に深く腰かけ、背筋を伸ばします。ひざの角度は90度を保ち、両足の裏を床にしっかりつけます。
立つ時
お腹に軽く力を入れ、かかと、お尻、背中、後頭部が一直線になるように意識します。
歩く時
かかとから着地し、足の裏全体で地面を蹴るように歩きます。
正しい姿勢を意識することで、骨盤への負担を減らし、歪みの予防につながります。
さいごに
更年期の不調は、心身ともに本当につらいものです。しかし、その不調が長年の体の歪みと関連していることを知るだけでも、解決への第一歩となります。
今回ご紹介したセルフケアは、どれも自宅で簡単にできるものばかりです。無理のない範囲で少しずつ続けて、骨盤を整え、つらい症状を和らげていきましょう。
健康で快適な毎日を送るために、ぜひ今日から試してみてくださいね。
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