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洋服を脱ぐ時に、”ズキッ”と肩が痛くなります。

症状別
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かわじ
かわじ

こんにちは。かわじです。

今回も、肩が痛いという方の施術をさせてもらったのですが、痛みの原因を探すのに苦戦し、結構時間がかかってしまいました。

終わってみれば、簡単な事でしたけど、からだも個人差があるので、見立てをしっかりしようと思った次第です。

これは前回の話ですが、肩の痛みで来てくださった方が2回目来院してくださいました。痛みの原因が合っていたみたいで、痛みの軽減がみれて、ひと安心です。

【前回の記事はこちら⇩⇩】

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さて、本題です。

患者さまの訴え

かわじ
かわじ

どのような時に痛みを感じますか?と聞いたところ、このような事を言われていました。

  • 肩が痛いので、四十肩だと思う。
  • 寝返りが痛い。
  • 洋服の着替えが痛い。
  • 肩全体が痛く感じ、どこが痛いというポイントは無い。

四十肩と言われていましたが、四十肩特有の【夜寝ている時に痛む】【腕が上がらない】【結帯動作が出来ない】というのがありませんでしたので、四十肩ではなさそうです。

特有の症状はありませんが、可動域検査で左右差を調べていきます。(可動域検査とは、下の図の表をもとに、左右差を調べて、痛みの原因を探す事です。)

かわじ
かわじ

動きが悪い、関節が硬いなどの左右差もなかったので、動かしたときに痛いという、筋肉の圧痛点を探していきました。

ですが、この時点では、原因と考えられる箇所が見当たりません。

原因が解らないまま施術に入る事も出来ないので、カウンセリングをやり直します。

数日前に、マッサージ店で首が凝っていると言われ、首と肩、背中を中心にマッサージをしてもらう。
⇒体は楽になったけど、痛みは変わらず。

という情報から、首肩背中のマッサージをしても、さほど効果はないなと判断しました。

そこで、肩甲骨にアプローチしてみたところ、若干の痛みの軽減がみられましたので、肩甲骨周囲が問題ではありそうです。

肩関節が痛いですが、胸部前面が悪いと想定しました。

可動域や硬さなどは見られませんでしたが、胸部の前面が原因と想定し、ハイボルテージ(特殊電気)治療を行いました。

箇所は、下の図の赤い筋肉(小胸筋)です。

ウィキペディア参照

この小胸筋が悪くなると、このような事が起こりやすくなります。

  • 肩関節の動きが悪くなる。
  • 腕や手の痛みが出る。
  • 酷くなると、しびれも出てくる。

こちらの筋肉に、ハイボルテージという電気治療器で、刺激を入れます。

そうすると、洋服を脱ぐときの痛みが消えて、スムーズな動作が確認できました。

初回でしたので、経過を見てみて、次回来院の時に痛みの軽減があれば2回目も小胸筋にアプローチしていこうと思います。

まとめ

痛みをとる為には、鑑別は大事なのですが、経験が多いほど、この症状は○○が原因という風になりがちです。

そうすると、症状の決めつけが起こってしまいます。

決めつけがあると、原因の見逃しが起こりそうなので、自分の考えはいったん置いておいて、正確に見ていけるようにすると、正確な痛みの原因がみつかるのかなと思います。

もし、マッサージをしているけど、良くならないと悩まれていたら、一度ご相談ください。

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