「最近、肩がどうも重くて…」
「腕を上げるのも億劫になってきたわ…」
そう感じている方はいませんか?
年齢を重ねるとともに、肩や首のこりが気になり始めることは少なくありません。でも、「年だから仕方ない」と諦めてしまうのは、もったいないです!
肩こりが楽になると、気分も晴れやかになり、大好きな趣味や日々の活動ももっと楽しめるようになります。今回は、ご自宅で無理なくできる、簡単な肩こり改善のヒントをお届けします。
高齢者の肩こり、こんな原因があるかもしれません
肩こりの原因はさまざまですが、高齢者の方に特に多いのは次のような理由が考えられます。
まずはここから!毎日の姿勢を意識してみましょう
特別な運動をしなくても、普段の姿勢を少し意識するだけで、肩への負担を減らすことができます。
無理なく楽しく!らくらく肩こり体操
ここからは、座ったままでもできる簡単な体操をご紹介します。「気持ちいいな」と感じる範囲で、無理せずゆっくり行ってみてくださいね。
1. 肩ぐるぐる体操(座っても立ってもOK)
肩周りの血行を良くし、固まった筋肉をほぐします。
- 座った姿勢でも立った姿勢でも、楽な姿勢になります。
- 肩を耳に近づけるように持ち上げ、ゆっくりと後ろに大きく回します。
- ストンと力を抜いて下ろします。
- これを5回から10回繰り返しましょう。
- 次に、前から後ろへも同様に回します。
2. 首のゆっくりストレッチ(座って行いましょう)
首の筋肉を優しく伸ばして、リラックスさせます。
- 背筋を軽く伸ばして座ります。
- ゆっくりと頭を右に倒し、左の首筋が「気持ちよく伸びるな」と感じる場所で10秒から20秒キープします。息は止めずに、ゆっくり呼吸しましょう。
- ゆっくりと元の位置に戻し、反対側も同様に行います。
- 次に、ゆっくりと顔を右斜め下に向けるように倒し、左の首から肩にかけての部分を伸ばします。こちらも同様にキープして、反対側も行います。
3. 胸を開く深呼吸(座って行いましょう)
猫背になりがちな姿勢を改善し、深い呼吸で心も体もリフレッシュします。
- 椅子に座り、背筋を軽く伸ばします。
- 両手のひらを上に向けて、ゆっくりと腕を広げ、胸を大きく開くようにします。
- まるで大きなものを抱きしめるように、腕をゆっくりと前に戻してきて、息を吐きながら背中を丸めます。
- 腕を広げる時に大きく息を吸い込み、腕を閉じる時にゆっくり息を吐き出すのを、5回ほど繰り返しましょう。
4. 手首足首くるくる体操(いつでもどこでも!)
全身の血行促進にもつながります。
- 座ったままで、手首や足首をゆっくりと回します。
- 時計回り、反時計回りにそれぞれ5回から10回回しましょう。
- テレビを見ながら、お茶を飲みながらなど、いつでもできます。
毎日の生活に「温める」習慣を
肩こりは、血行不良が大きな原因の一つです。体を温めることで、筋肉の緊張が和らぎ、血の巡りが良くなります。
大切なのは「無理なく続けること」
今回ご紹介した体操や工夫は、どれも簡単にできるものばかりです。毎日少しずつでも、続けることが大切です。
「今日は気分が乗らないな」「ちょっと体が重いな」という日は、無理せずお休みしても大丈夫です。
「やらないよりは、ちょっとでもやった方がいい」という気持ちで、ご自身のペースで取り組んでみてください。
肩こりが楽になると、きっと毎日がもっと楽しく、活動的になるはずです。笑顔で快適な毎日を過ごせるよう、応援しています!
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