介護職の皆さん、毎日のお仕事お疲れ様です!
利用者さんの介助、体位変換、移乗…と、身体を使う場面が多く、気づけば肩はガチガチ、首も回らない!なんて経験、ありませんか?
肩こりは介護職の「職業病」と言っても過言ではありません。
でも、このつらい肩こり、我慢していませんか?
今回は、介護職さんに多い肩こりの原因を明確にし、今日からすぐに実践できる対策をご紹介します。もう肩こりに悩まされない快適な毎日を目指しましょう!
なぜ介護職は肩こりになりやすいの?
介護職の皆さんが肩こりになりやすいのは、いくつかハッキリとした理由があります。
①前かがみでの作業が多い
利用者さんの介助では、どうしても前かがみになる体勢が多くなります。この姿勢は首や肩の筋肉に大きな負担をかけ、血行不良を引き起こします。
②中腰での無理な体勢
移乗介助などでは、中腰の姿勢で力を入れることが多々あります。腰だけでなく、肩や背中にも余計な負荷がかかってしまいます。
③同じ姿勢での作業の繰り返し
食事介助やおむつ交換など、比較的同じ体勢で長時間作業することも多いですよね。これにより、特定の筋肉ばかりが酷使され、硬くなってしまいます。
④精神的ストレス
介護の仕事は身体的な負担だけでなく、精神的なストレスも大きいものです。ストレスは筋肉を緊張させ、肩こりを悪化させる要因にもなります。
⑤不規則な勤務時間
夜勤など不規則な勤務時間は、自律神経の乱れを引き起こし、身体の回復力を低下させます。これも肩こりにつながることがあります。
今日からできる!肩こり楽々対策
つらい肩こりを少しでも和らげるために、今日からできることをいくつかご紹介します。
休憩中にサッとできる!簡単ストレッチ
仕事の合間や休憩時間に、無理のない範囲で体を動かしましょう。
肩回しストレッチ
両肩を耳に近づけるようにグーッと持ち上げ、数秒キープ。ストンと力を抜いて肩を下げます。これを数回繰り返します。
腕を大きく前から後ろへ、後ろから前へ回します。腕を大きく動かすことで肩甲骨周りの血行が促進されます。
首のストレッチ
ゆっくりと首を左右に倒し、側面を伸ばします。
顎を引いて、ゆっくりと首を前後に動かします。
無理のない範囲で、ゆっくりと首を左右に回します。
ポイントは勢いをつけず、呼吸をしながらゆっくり行いましょう。痛みを感じる場合はすぐに中止してください。
入浴でリフレッシュ&温め効果
シャワーだけで済ませがちですが、湯船に浸かることは肩こり解消に非常に効果的です。
①温熱効果
湯船に浸かることで体が温まり、血行が促進されます。硬くなった筋肉がほぐれやすくなります。
②浮力効果
湯船の中では体の重さが軽減され、筋肉の緊張が和らぎます。
③入浴剤の活用
炭酸ガス系の入浴剤や、アロマオイルを数滴垂らしたお風呂もおすすめです。リラックス効果で精神的なストレスも軽減できます。
就寝環境を見直してみよう
寝ている間の姿勢も肩こりに影響を与えます。
①枕の高さ
高すぎる枕や低すぎる枕は、首に負担をかけ肩こりを悪化させることがあります。ご自身の体型に合った、適切な高さの枕を選びましょう。仰向けになったときに、首が自然なS字カーブを描くのが理想です。
②寝返りのしやすい寝具
寝返りは体の歪みを整え、血行を促す大切な動きです。寝返りが打ちやすい、適度な硬さのマットレスを選びましょう。
専門家やグッズに頼るのもアリ!
自分でできる対策だけでなく、時にはプロの手や便利グッズを頼るのも賢い選択です。
①整体やマッサージ
定期的に整体やマッサージで体の歪みを整えたり、筋肉の凝りをほぐしてもらったりするのも良いでしょう。
②低周波治療器や温熱シート
自宅で手軽に使える低周波治療器や、レンジで温めるタイプの温熱シートなども市販されています。つらいときに活用してみるのもおすすめです。
③ストレッチポールやフォームローラー
凝り固まった筋肉を自分でほぐすのに役立つアイテムです。使い方の動画などもたくさんあるので、試してみてはいかがでしょうか。
さいごに
介護職の皆さんは、日々の業務でたくさんの人の笑顔を支えています。だからこそ、ご自身の身体も大切に労わってあげてください。
今回ご紹介した対策は、すぐにでも始められるものばかりです。
全てを一度に始める必要はありません。できることから一つずつ試して、ご自身の身体に合った方法を見つけていきましょう。
皆さんの肩こり対策で、これは効いた!という方法はありますか?
ぜひ教えてください!
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