出産を終え、ようやく赤ちゃんとの生活が始まったのに、なんだか体に違和感が…。特に、座ったり立ったりするたびに恥骨や尾てい骨がズキズキ痛むという悩みを持つ方は少なくありません。
この痛み、一体なぜ起こるのでしょうか?今回は、産後の骨盤の痛みについて、その原因と自分でできる対策をご紹介します。
痛みは「骨盤の歪み」と関係している?
出産時には、赤ちゃんがスムーズに産道を通りやすいように、リラキシンというホルモンが分泌されます。このホルモンのおかげで、骨盤周りの関節や靭帯が緩み、骨盤が大きく開きます。
出産後、骨盤は時間をかけて徐々に元の状態に戻ろうとしますが、このときにうまく戻らなかったり、日常の動作や姿勢の癖で骨盤が歪んだままになってしまうことがあります。
この骨盤の歪みこそが、恥骨や尾てい骨の痛みの大きな原因となりうるのです。
- 恥骨の痛み出産時に開いた骨盤がうまく閉じなかったり、左右に歪んだりすることで、恥骨結合部に負担がかかり、痛みが生じることがあります。
- 尾てい骨の痛み出産時の体勢や、骨盤が後ろに傾くことで、尾てい骨が圧迫されやすくなります。特に、授乳や抱っこで座っている時間が長くなると、さらに負担がかかり痛みが強くなることがあります。
自分でできる!簡単なセルフケア
産後の痛みは、放っておくと悪化したり、慢性化する可能性もあります。まずは、無理のない範囲で以下のセルフケアを試してみましょう。
1. 骨盤周りの筋肉をほぐすストレッチ
骨盤が歪むと、お尻や太ももの筋肉が硬くなりがちです。
あぐらストレッチ床にあぐらをかき、背筋を伸ばします。ゆっくりと息を吐きながら、体を前に倒していきます。お尻の筋肉が伸びているのを感じる場所で20秒ほどキープしましょう。
2. 正しい姿勢を意識する
- 座る時の姿勢
椅子に座るときは、深く腰掛け、両足がしっかりと床につくようにしましょう。猫背にならないよう、背筋を伸ばすことを意識してください。授乳クッションなどを活用して、尾てい骨への負担を減らすのもおすすめです。 - 立つ時の姿勢
片足に重心をかけたりせず、左右均等に体重をかけるように意識しましょう。
3. 骨盤ベルトを活用する
産後の骨盤をサポートするために、骨盤ベルトの使用も有効です。骨盤が不安定な時期に、正しい位置で締めることで、骨盤の戻りを助け、痛みを軽減する効果が期待できます。
悩みを解決するためのヒント
痛みが強い場合は、無理をしない痛みがひどい時は、無理にストレッチをしたりせず、まずは安静にすることが大切です。
専門家への相談も検討するセルフケアだけでは痛みが改善しない場合や、日常生活に支障をきたすほどの痛みがある場合は、産後の骨盤ケアに特化した整体院や整骨院に相談してみるのも良いでしょう。専門家に見てもらうことで、一人ひとりの状態に合わせた適切なケア方法を教えてもらえます。
産後の体は、想像以上にデリケートです。焦らず、ご自身の体の声に耳を傾けながら、少しずつケアを進めていきましょう。
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