「なんだか今日は食欲がないな…」
そんな日ってありますよね。でも、栄養はしっかり摂りたい。
そんな時、手軽に食べられるヘルシーなメニューとして、絹ごし豆腐と納豆を選ぶ方は多いのではないでしょうか。
でも、ちょっと待ってください。
「豆腐と納豆だけなのに、なぜかお腹がパンパンになった…」
そう感じた経験はありませんか?
カロリーも脂質も控えめなはずなのに、どうしてお腹が張るように感じるのでしょうか。
今日はその理由についてご紹介します。
1. 意外と侮れない「食物繊維」の力
納豆は、腸内環境を整えることで知られる食物繊維が豊富です。
2パックの納豆には、約3gの食物繊維が含まれています。これは、レタス1個分とほぼ同じ量です。
食物繊維は、水分を吸収して膨らむ性質があります。
そのため、納豆を食べることで腸内で食物繊維が膨張し、満腹感を感じやすくなります。
2. 「タンパク質」の消化に時間がかかる
豆腐も納豆も、タンパク質を豊富に含んでいます。
タンパク質は、炭水化物や脂質に比べて消化に時間がかかります。
そのため、胃の中に留まる時間が長く、満腹感が持続しやすいのです。
特に、豆腐の原料である大豆は、胃の中でゆっくりと分解されていきます。
これにより、満腹感が得られるだけでなく、腹持ちも良くなるというわけです。
3. 「水分」が満腹感をさらに加速させる
絹ごし豆腐は、その名の通り水分を多く含んでいます。
納豆もまた、粘り気を出すために混ぜることで空気を含み、かさが増します。
これらの食品が胃の中に入ると、食物繊維が水分を吸収してさらに膨張します。
これにより、胃が物理的に満たされ、満腹中枢が刺激されて「もうお腹いっぱい!」と感じるのです。
さいごに
絹ごし豆腐と納豆というシンプルな組み合わせには、「食物繊維」「タンパク質」「水分」という3つの満腹感をもたらす要素が詰まっています。
カロリーが低いからと軽視しがちですが、実は腹持ちが良く、ダイエット中にもぴったりの組み合わせと言えるでしょう。
「ヘルシーなのに、お腹がパンパンになる」と感じたら、それは体がしっかりと栄養を吸収し、満腹になっているサインかもしれませんね。
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