生理前になると決まって腰が重くなったり、お腹が張ってパンパンになる…
毎月くるこの不調に、もううんざりしていませんか?
「どうせ生理前だから仕方ない」と諦めていませんか?
実は、そのつらい症状、体の歪みや骨盤の歪みと深い関係があるかもしれません。
この記事では、あなたの悩みがなぜ起こるのか、そしてそのままだとどうなるのかを分かりやすく解説します。
さらに、今日から簡単に始められる骨盤の歪みを整えるためのセルフケアを3つご紹介します。この記事を読めば、あなたの長年の悩みを解決するヒントが見つかるはずです。
なぜ生理前に腰が重く、お腹が張るの?
生理前に腰が重くなったり、お腹が張ったりする主な原因は、ホルモンバランスの変化です。
生理前になると、プロゲステロンという女性ホルモンの分泌が増えます。このホルモンには、体に水分をため込んだり、腸の動きを鈍くしたりする作用があるため、お腹の張りやむくみを感じやすくなります。
さらに、骨盤の歪みもこれらの不調を悪化させる大きな要因となります。
骨盤は、子宮や腸といった大切な臓器を支える土台です。猫背や脚を組む癖、ハイヒールをよく履くなど、日々の習慣によって骨盤が歪むと、これらの臓器が圧迫されたり、正常な位置からずれたりします。
すると、血流やリンパの流れが悪くなり、生理前になるとさらにむくみやすくなったり、お腹の張りがひどくなったりするのです。
そのままにしておくとどうなる?
生理前の不調を「いつものこと」と放置しておくと、つらい症状がさらに悪化する可能性があります。血流やリンパの流れが滞った状態が続くと、冷え性がひどくなったり、肩こりや頭痛など、生理以外の時にも体の不調を感じやすくなるかもしれません。
また、体の歪みは連鎖的に全身に影響を与えます。
骨盤の歪みは姿勢の悪化につながり、背骨や首への負担も増え、慢性的な体の痛みにつながることもあります。一時的な不調だと軽視せずに、早めのケアを始めることが大切です。
悩みを解決するための原因とセルフケア3選
生理前のつらい不調を改善するためには、根本的な原因である骨盤の歪みを整えることが重要です。ここでは、自宅で簡単にできる効果的なセルフケアを3つご紹介します。
1. 骨盤周りのストレッチ
骨盤の歪みは、股関節や骨盤周りの筋肉が硬くなることで起こりやすくなります。以下のストレッチで筋肉をほぐしましょう。
あぐらストレッチ
- 床に座り、両足の裏を合わせます。
- かかとをできるだけ体に引き寄せ、背筋を伸ばします。
- この姿勢のまま、ゆっくりと体を前に倒していきます。
- 股関節が伸びているのを感じながら、気持ちいいところで30秒キープしましょう。
おしりのストレッチ
- 仰向けに寝て、片方の膝を胸に引き寄せます。
- 両手で膝を抱え、深呼吸をしながら30秒キープします。
- 左右の足で交互に行いましょう。
2. 姿勢の改善
日々の姿勢を意識するだけでも、骨盤の歪みを予防・改善できます。
- 座るときの姿勢
椅子に深く腰かけ、背筋を伸ばし、両足の裏をしっかり床につけます。猫背にならないよう、おへその下に力を入れる意識を持ちましょう。 - 立つときの姿勢
重心がどちらかの足に偏らないように、両足に均等に体重をかけます。頭のてっぺんから糸で引っ張られているようなイメージで、背筋をまっすぐ伸ばしましょう。
3. 骨盤を温める
冷えは血流を悪化させ、生理前の不調を悪化させる一因です。骨盤周りを温めて、血行を良くしましょう。
- 温かい飲み物を飲む
冷たい飲み物ではなく、白湯やハーブティーなど温かい飲み物を意識して摂りましょう。 - 入浴
シャワーだけでなく、湯船にゆっくり浸かることで、全身の血行が促進されます。おへそから指4本分下にある「丹田(たんでん)」というツボを意識して温めると、より効果的です。
さいごに
生理前のつらい症状は「仕方ない」と諦めなくても大丈夫です。日々の小さな習慣が、あなたの体を変える大きな一歩になります。
今回ご紹介したセルフケアは、どれも自宅で簡単に始められるものばかりです。ぜひ、今日から少しずつ試してみてください。あなたの悩みが少しでも軽くなることを願っています。
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