「仕事で疲れた腰をマッサージ機で癒そうと思ったら、かえって腰が痛くなってしまった…」
そんな経験はありませんか?
マッサージもマッサージ機も、同じように筋肉をほぐしてくれそうなのに、なぜマッサージ機を使うと腰痛が悪化することがあるのでしょうか?
今回は、その意外な原因と、自分でできるケア方法についてお伝えします。
あなたの体の「歪み」が、マッサージ機と相性が悪い理由かも
実は、その答えは**「体の歪み」**にあるかもしれません。
私たちの体は、日々の癖や姿勢によって、多かれ少なかれ歪んでいます。特に、座りっぱなしの生活や、片足に重心をかけて立つ癖がある方は、骨盤が傾いたり、左右のバランスが崩れたりしていることが多いです。
この状態でマッサージ機に乗ると、本来まっすぐな体に合わせて作られたマッサージ機のローラーや突起が、歪んだ体に不均一な圧力をかけてしまうことがあります。
例えば、
このように、マッサージ機が「良い刺激」ではなく「悪い刺激」になってしまい、結果として腰の痛みを引き起こしてしまうのです。
なぜマッサージ師の手だと大丈夫なの?
一方、プロのマッサージ師は、あなたの体の状態を触診で確認し、その歪みに合わせて力加減や角度を調整してくれます。
凝り固まっている部分を重点的に、骨や関節を避けて筋肉だけを丁寧にほぐしてくれるため、体への負担が少ないのです。
つまり、マッサージ機は**「万人向けの画一的なマッサージ」を提供しますが、マッサージ師は「あなた専用のオーダーメイドのマッサージ」**をしてくれるという違いがあります。
諦めないで!自分でできる腰痛セルフケア
マッサージ機が合わなかったからといって、腰痛のケアを諦める必要はありません。体の歪みを整えることで、腰の負担を減らすことができます。
ここでは、座ったままでできる簡単なセルフケアを2つご紹介します。
1. 骨盤リセット!座りながらの骨盤回し
イスに座ったまま、骨盤を動かす体操です。
- イスに浅く座り、背筋を伸ばします。
- おへそを中心に、ゆっくりと大きく円を描くように骨盤を回します。
- 時計回り、反時計回り、それぞれ5回ずつ行いましょう。骨盤周りの筋肉がほぐれ、血行が良くなります。
2. ガチガチの腰を伸ばす!タオルを使ったストレッチ
タオルを1本用意します。
- イスに座ったまま、片方の足の裏にタオルをかけ、両手でタオルを掴みます。
- 息を吐きながら、タオルを引っ張り、ゆっくりと足を伸ばします。太ももの裏からお尻、腰にかけての筋肉が伸びるのを感じましょう。
- 無理のない範囲で、左右それぞれ20秒キープします。腰の筋肉の緊張を和らげ、柔軟性を高める効果があります。
さいごに
マッサージ機は、手軽に使える便利なアイテムですが、体の状態によっては負担になってしまうことがあります。
もしマッサージ機で腰が痛くなってしまったら、無理して使い続けず、今回ご紹介したようなセルフケアで体の歪みを少しずつ整えてみてください。
自分の体をいたわる時間を大切にして、つらい腰痛から解放されましょう!
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