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【ブログ】治っていくためには、心理的働きを馬鹿にはできない。

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身体の不調や心の病を抱えているとき、私たちはつい目に見える原因や、具体的な治療法ばかりに目を向けがちです。しかし、治癒への道のりにおいて、心理的な働きを決して軽んじてはいけません。

「病は気から」という言葉があるように、私たちの心は体の健康と密接に結びついています。心が乱れれば体調に影響し、逆に体が弱れば心も沈みがちになります。

この負のスパイラルを断ち切り、治癒に向かうためには、心の力を味方につけることが不可欠なのです。

なぜ心理的な働きが重要なのか?

私たちは、不安やストレスを感じると、無意識のうちに交感神経が優位になります。これにより心拍数が上がったり、血圧が上昇したり、免疫機能が低下したりと、体の治癒力が妨げられてしまうのです。

さらに、慢性的なストレスは、コルチゾールというホルモンを過剰に分泌させ、炎症を引き起こしたり、細胞の修復を遅らせたりすることがわかっています。つまり、心理的なストレスは、私たちの体を「治りにくい状態」にしているのです。

治癒を妨げる心理的要因と、その対策

1. 完璧主義と自己否定

「もっと頑張らなければ」「こんな自分ではダメだ」という完璧主義や自己否定は、常に自分を追い込み、ストレスを増大させます。

【対策】

  • ありのままの自分を受け入れる: 完璧でなくても大丈夫。今の自分を否定せず、ありのままを認めることから始めましょう。
  • 小さな成功体験を積み重ねる: 毎日、何か一つでも「できたこと」を見つけて、自分を褒めてあげましょう。

2. 未来への過剰な不安

「このまま治らなかったらどうしよう」「また同じ病気になるかもしれない」といった、まだ起こっていない未来への不安は、心のエネルギーを消耗させ、治癒への意欲を削いでしまいます。

【対策】

  • 「今」に集中する: 過去や未来ではなく、今この瞬間の自分に意識を向けましょう。例えば、食事の味をじっくり味わう、散歩中に風を感じるなど、五感を使い「今」を感じる練習をしてみましょう。
  • 不安を書き出す: 漠然とした不安を紙に書き出すことで、頭の中が整理され、心が落ち着くことがあります。

3. 孤独感と孤立

病気になると、周囲に迷惑をかけたくないという思いから、一人で抱え込んでしまいがちです。しかし、孤独感はストレスを増大させ、免疫力を低下させることがわかっています。

【対策】

  • 誰かに話を聞いてもらう: 家族や友人、信頼できる人に自分の気持ちを話してみましょう。話すことで気持ちが楽になり、一人ではないと感じられます。
  • 専門家を頼る: 心理カウンセラーや医師に相談することも有効です。専門家のサポートは、治癒への大きな助けとなります。

治癒力を高める「心の処方箋」

私たちの心には、本来、治癒に向かう力「自己治癒力」が備わっています。その力を引き出すために、ぜひ以下のことを試してみてください。

  • 質の良い睡眠: 睡眠は心身の修復に欠かせません。ぐっすり眠ることで、ストレスが軽減され、体の治癒力が高まります。
  • 心地よい休息: 無理に何かをするのではなく、ただぼーっとする時間、好きな音楽を聴く時間、お風呂にゆっくり浸かる時間など、心からリラックスできる時間を意識的に作りましょう。
  • 感謝の気持ちを持つ: 毎日、感謝できることを3つ探して心の中で唱えてみましょう。感謝の気持ちは、幸福感を高め、ストレスを軽減します。
  • 笑うこと: 笑うことは、免疫細胞であるNK細胞を活性化させ、治癒力を高める効果があります。好きなテレビ番組を見たり、面白い本を読んだりして、心から笑う時間を作りましょう。

治癒への道は、決して平坦ではありません。しかし、目に見えない心の力を信じ、大切にすることで、私たちは必ず前へと進んでいけます。

あなたは一人ではありません。今できることから少しずつ、自分の心と体に向き合っていきましょう。

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