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【シーバー病】踵が痛みについて|スポーツ障害|踵骨骨端症・セーバー病

スポーツ障害・外傷
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運動をする成長期の子供では、踵が痛くなる怪我があります。それはシーバー病(踵骨骨端症)です。

整骨院でも多く見る怪我ですが、再発しやすい怪我のひとつです。しかし、痛くなる原因さえ解れば、しっかり治る怪我でもあります。

今までは、どうしても再発してしまう事も多かったのですが、少年に多い扁平足を知る事で、なぜ再発するのかが解るようになりました。

もし、子供の踵の痛みで悩まれていたら、読み進めてみてください。

シーバー病(踵骨骨端症)とは?

踵骨骨端症しょうこつこったんしょう、シーバー病、セーバー病とも言われ、アキレス腱・足底筋膜に牽引されることによって起こる微小外傷です。

引用::https://japaneseclass.jp/trends/about/

成長期では、大人と違い骨端軟骨という成長線があります。繰り返しの運動をするとやアキレス腱の引っ張る力が働いて、この骨端軟骨が怪我をしてしまいます。

シーバー病になりやすいのは?
  • 好発年齢
    男子:10=12歳、女子:8~10歳
  • スポーツをしている男児に多い
    (バスケ、サッカー、陸上など)
  • 約6割が両方の踵に起こる。

好発年齢をみて解る通り、成長期に起こる怪我です。その為、骨が伸びるスピードに対して、筋肉が伸びず、踵を引っ張る力が増えてしまう事も要因です。

初期段階では、運動の始めに痛みを出しますが、動き始めると痛みは軽減します。

シーバー病の見方は、踵を内足と外側から押すと痛い。または、踵をついて歩くと痛い事が目安になります。

成長障害も考えられますので、早めの対処が必要です。

踵が痛くなる原因は?

踵が痛くなる原因が解れば、対処法もおのずと解りますよね。その原因はこちら。

  1. ストレッチの習慣が無い事が多い。
  2. 過体重
  3. 回内足

ストレッチの習慣がない

ストレッチ不足は、アキレス腱の柔軟性の不足や足首の硬さにも繋がります。

ストレッチをしていない、または、やっていても短時間であったり、短期間になっている事が多いです。

それはそうですよね。現在のスポーツの現場では、練習の時間が決まってますし、ストレッチよりも練習にあてられる事も多いですから。

体重過多

体重が増えるほど、ふくらはぎの負担も増えます。持ち上げる為の力も必要だからです。

それに、体重によって土踏まずが潰れてしまい、扁平足にもなりやすいという特徴もあります。

過回内(オーバープロネーション)

足の怪我では、踵の過回内(オーバープロネーション)が関係している事がほとんどです。足首の過回内があると、扁平足傾向になります。

扁平足があると、治療で痛みが引いても、運動をすると再発する事になりますので、過回内足への根本治療が必要になります。

扁平足を改善するエクササイズもありますが、最短で改善したい場合は、インソールをお勧めしています。

その場合、インソールの中でも、足部を矯正するインソール(オーソテックス)を使用しましょう。

ストレッチをしても痛みが取れない

ふくらはぎやハムストリングスの柔軟性が出てきても、痛みが取れないなら、足趾(足の指)の筋力低下が考えられます。

足の指を使えると、ふくらはぎの筋肉の負担を減らしてくれます。

このような順番で直していきましょう。

いつか痛みが引くだろうと思って、スポーツを続けてしまう事も多いですが、ほぼ悪化していきます。

痛みが出ないように、常日頃からケアをする必要がありますが、痛みが出てしまったら、まずは安静と治療が必要です。

痛みが軽減して来たら、下記の順番で直していきましょう。

筋力不足と考える前に、まずは柔軟性の確保から行います。

その後に、筋力不足を考えましょう。

その他、出来ることは正しい靴を選ぶ事と正しく靴を履く事です。こちらも参考にしてください。

これでも良くならないなら、インソールを入れるのも一つです。

捕捉

シーバー病は、サッカー少年に多いですが、芝による違いもあります。

人工芝天然芝
ボールの弾み方大きい小さい
足腰の負担大きい小さい
ボールの転がり方規則的不規則
スライディングしにくいしやすい
汚れ方ゴム汚れ土汚れ

最後に

スポーツをしている子供は、大人と違った症状というのが、思いのほかたくさんあります。

アイシングをするのも、ストレッチをするのも、治らずに痛みが軽減しているだけであれば、悪化するのを先延ばししているだけに過ぎません。

痛みを我慢しながら、80%の力で頑張るよりも、痛みがなく100%頑張る方が良いですし、その方がより強度の高い練習も出来ます。

早めの施術で、早期回復が大事です。

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