手術をしないと治らない。
このままだと歩けなくなるよ。
まぁ、こういった事を言われて、凄く心配になる人も多いわけです。ただ、こういった事は、治療家の価値観のもとで話しているんですね。
例えば、ヘルニアになりました。
手術をしないと治らないよって言うのか、このくらいだったら、リハビリで良くなるよって言うのか、同じヘルニアという状態でも見る人の価値観で言う事が違う。
もちろん、手術をしないと治らないという方はある一定数はいるんですけど、ほとんどの人は、行く先々で言われることが違う場合が多いんんじゃないですか?
行く先々で違う事をいわれるのであれば、僕自身は治ると思いたいです。
ただ、不安というのは、中々無くなりはしないですよね。
不安に思うのは、脳の働きなのでしょうがない
というのも、脳にある扁桃体が関係しているからですね。
目で見たこと、耳で聞いたこと、痛いって体感したこと、そのなにかしらの物事が起こると脳にある扁桃体っていう部分が反応して、恐怖感を生み出します。
その恐怖感や不安という一時的な感情の振り幅が大きければ大きいほど、長期に渡り記憶されて生涯記憶として残っていくわけです。
時間が経って、同じような状況が起こった時には、記憶として残っている不安や恐怖感が、呼び起されてしまいます。
その時の感情の振り幅が大きければ大きいほど、更に不安や恐怖という記憶が強くなる。
それが脳にある扁桃体の役割なんです。
であれば、痛めた時の気持ちが落ちている時に
あなたの体は酷いんですよ。
このままじゃ治りませんよ。
そんなマイナスな言葉の方が感情の振り幅が大きいので、人は信じやすく、いつまでも覚えているとも言えるわけ。
だから、治らないって不安に思うのは、扁桃体の反応なので、誰しもが思う感情なんですよね。
ただ、治らないよって言っている人がいる。または、誰かが言っているだけで、良くなっている人の方が圧倒的に多いのは間違いないと思いますよ。
結局、治らないとか、あなたの体は酷いんですよって、他人の価値観で話しているだけであって、もしそうなのであれば、治ると思うかは自分自身が決める事なんじゃないかって思いますよ。
治るかどうか不安を解決する方法は、今よりもほんの少しだけ、良くなっている所を見つけて、それを積み重ねるだけ。
そんなことが大事なんじゃないかなと思います。
扁桃体については、ウィキペディアを参照しています。→https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%89%81%E6%A1%83%E4%BD%93
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