腰痛でも老化ですねと言われる事が少なからずあります。
この老化というのは、どの様な事を言っているのかを考えてみましょう。
一般的に、50歳くらいから増える腰痛の病名に、脊柱管狭窄症があります。一方で、若いうちからある腰痛の病名には、椎間板ヘルニアがあります。
こちらの椎間板ヘルニア。
椎間板がクッションの役割をしてくれるのですが、前かがみ姿勢が多い人は、椎間板が圧迫されヘルニアとしてはみ出てくるわけです。
お饅頭に例えると分かりやすいです。
このお饅頭、上下から潰したら、あんこが出てきます。同じ原理で椎間板もはみ出るんですね。
この、はみ出た部分はどなるかといえばマクロファージという細胞が綺麗に食べてくれて元の形に直してくれるんです。
食べてくれるわけなので、おまんじゅうの中身の容量は減ってる事になりますね。
直ったからといって、運動もしない、姿勢も悪いのであれば、また出てくれるんです。直ったのに再発です。
そしたら、また食べて、また出て、そして食べて。
繰り返していくうちに、ぺっちゃんこなお饅頭になるのが想像できると思います、
となると、椎間板がぺっちゃんこなので、関節と関節の間が狭くなり、字の如く狭窄するわけです。
そうなると、体を丸めて過ごさないといけなくなったり、痛くて歩けるなくなったりするのですが、これを機能低下と言います。
この機能低下するまでに至る、体の中身の変化の事を、老化現象というわけです。
だから、単に歳をとりましたねと言っているのではなく、早い段階で動く事が困難になりますよというのを、簡単にわかりやすく老化ですね言っているわけです。
この老化の先にあるのが、手術や寝たきりです。だから、まだまだ改善の余地がありますので、早めの段階から運動習慣の見直しであったり、姿勢の改善を行っていきましょう。
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