どんなストレッチ方法があるの?というのは気になるところだと思うんですが、ストレッチの種類で効果なども変わってきます。
こんにちは。加世田のゆうき整骨院、川路です。
今回は、ストレッチングの方法を探す前に知って欲しいストレッチングの効果について書いています。
ストレッチとはこういう意味があります。
ストレッチ = 『伸ばす』『引っ張る』
ストレッチング = 伸ばす引っ張る『動作』
同じ姿勢を取り続けると、身体が疲れてくるので、「ちょっと身体を伸ばす」「あくびをする」というのも一種のストレッチングとも言われていて、血流改善の効果があります。
この、ストレッチングの効果には以下のようなものがあげられます。
・関節可動域の維持・向上(柔軟性)
・血液循環の向上
・怪我の予防
・疲労回復の促進
・痛みの軽減
・リラクゼーション効果
・筋肥大
・筋委縮の改善
血液循環を促し、疲労回復へ
ストレッチングで、筋肉の圧迫によるポンプ作用を利用し、循環血流量の増加を行います。増加する事により、筋弛緩に必要なカルシウムとアデノシン三リン酸(ATP)の生成を活発化します。
エネルギーとなるアデノシン三リン酸(ATP)は、難しく考えないで、糖質(炭水化物)だと思ってください。疲労回復目的であれば、試合前に近づくにつれて、糖質摂取(消化に良いもの)をすると疲労回復に繋がります。
アミノ酸やクエン酸を摂取する学生も少なくないですよね。これもクエン酸回路を利用した疲労回復の目的もあります。
そういう事から、ストレッチングによる血液循環の促進は、運動前の準備状態を整える事と、運動後の疲労回復を促進する両面の効果が期待できます。
試合前後によって使い分けが必要なストレッチング
瞬発的に高い収縮力を発揮するスポーツにおいては、持続的なストレッチングは逆効果になる可能性があります。
持続的で筋肉の張力(筋肉が長くなるというイメージです)に変化が起きるストレッチングのストレッチング直後は、 このような事が起こります。
・筋収縮の低下
・筋収縮速度の低下
・ジャンプ力の低下
・ダッシュ力の低下
これらのパフォーマンスレベルの低下が起こる可能性があります。
動的なストレッチング(例えばダイナミックストレッチングやバリスティックストレッチングなど)を用いて、神経・筋肉系の興奮性を高める工夫が必要です。
日常的なストレッチング
日常的にストレッチングを継続すると、筋収縮力・収縮速度の向上、ジャンプの高さやダッシュ力などのパフォーマンスは向上します。
この継続的なストレッチングのパフォーマンス向上に関係するものに、筋繊維の肥大があります。
ストレッチングによる筋刺激が、細胞内で科学的変換を起こし、タンパク質合成を引き起こすと考えられています。
さいごに
整骨院での施術でも、運動不足の方やスポーツをしているけど身体の硬い学生には、持続的でやや強めのストレッチングを行います。
トレーナー活動に行った時の選手へのストレッチングは、プレー時間を考えて行ったり、場合によっては控えめに行ったりしています。
ストレッチングの種類や効果を知っていれば、状況に応じた使い分けができますよ。
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