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骨格矯正や骨盤矯正をして、どのように歪みが改善していくのか?

治療の解説
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骨格矯正や骨盤矯正、猫背矯正、姿勢矯正と色々な矯正がありますが、どんなやり方であれ集約すると2つの目的があります。

それは、関節の可動性と安定性です。

わかりやすく言うと、「歪みを整える為に関節の動きを良くしましょう」と、「姿勢を維持する為に関節を安定させましょう」の2つです。

一般的には、歪みを整えるという風にいわれていますが、矯正を続けていく過程で歪みが整っていくという方が適しています。

ですので、歪みが整い姿勢が良くなるには、回数が必要です。なぜかというと、可動域を上げる施術の時期と関節を安定させる時期が必要だからです。

今回は、一般的に言われている矯正は、どのような理論なのかを説明しています。僕たち施術者が言う骨盤が歪んでいるから骨盤矯正をしましょうというのを全て信じるのではなく、正しい知識も持ち自分でも選択できるようになりましょう。

矯正の関節可動域を上げるについて

体の歪みを整えるには、まず関節の動きを良くしないといけません。この関節には遊びという部分があります。適切な隙間と言った方が分かりやすいかもしれません。

病院で、関節が狭くなってますねと言われるものですね。骨と骨の隙間が狭くなっているので、正常に動かす事ができず、筋肉や靭帯などに負担がかかり痛みが出ますよというのを、関節が狭くなってますねと表現します。

上記のことから、関節の遊びを作り、動きを滑らかにするのが、矯正の最初の目的となります。

安定させる時期について

関節の動きが良くなれば、姿勢を安定させる時期に移行します。

ここでは、ジョイント・バイ・ジョイントという理論を知ると分かりやすいです。その説明はここでは除外します。

要は、体には動かさす為の関節と安定させる為の関節の2種類がありますよという事です。

ここでは、背骨の胸椎(猫背作る関節)と腰骨盤(腰の関節)で説明します。

胸椎は動かす関節、腰骨盤は安定させる為の関節です。

例えば、後ろを振り向く動作。

本来は胸椎という背骨が捻る動作をするのですが、胸椎が固いものだから腰骨盤を捻ってしまう。その為、腰骨盤が安定せず負担がかかって腰痛が出る。これが背中の硬い猫背が故の腰痛というわけです。

動かす為の関節がしっかり動かないと、安定させる為の関節が安定しない。なので、安定させる為の時期が後にきます。

矯正のやり方

カイロベッドを使ったり、機械を使ったり、手でやったりと様々ありますが、大きく分けると2つになります。

①小さく素早く動かす=一般的にポキポキならすテクニックというとイメージしやすいかもしれません。

②大きくゆっくり動かす=ソフト整体やストレッチなどのテクニック

小さくゆっくり動かすなら、効果は全くなく、何をされているのかも分かりませんね。逆に、大きく素早く動かすと危ないのは想像つくでしょう。

ですので、小さく素早くと大きくゆっくり動かすの2つが基本的な矯正のやり方です。

まとめ

飛行機は左右にエンジンがありますが、片側が止まってもある程度飛ぶ事ができるそうです。

左が止まり右側のエンジンだけだと、左に向いてしまいますが、右に舵をきり、バランスをとる事で飛行が可能らしいです。

同じように関節には、それぞれの役割がありますが、本来の役割を果たせていなくても、その前後の関節が代わりをしてくれます。飛行機を例にすると、かばっている箇所にいずれは無理がいき痛みとして出てくるのが想像できると思います。

最後に、矯正とは関節へアプローチするテクニックです。マッサージやストレッチだけでは良くならないという人は、関節の固さが原因の場合もあります。

取れきれない痛みや不調を改善する一つの方法に、矯正という選択を入れてみても良いのではないでしょうか?

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