「太ももの外側が張っていてズボンがきつい」
「内ももがたるんでスキマがない」
といったお悩みはありませんか?
その原因は、もしかしたら骨盤の歪みにあるかもしれません。
今回は、太ももの張りの原因となる骨盤の歪みについて、そのメカニズムと今日からできる簡単なセルフケアを3つご紹介します。
太ももの張りやたるみ、その原因は骨盤の歪みにあり
太ももの外側が張ったり、内ももがたるんだりする原因は、骨盤の歪みが大きく関係しています。
1. 骨盤の開きと外旋(がいないせん)
長時間座りっぱなしの生活や姿勢の悪さにより、骨盤が開きやすくなります。骨盤が開くと、股関節も外側にねじれやすくなり、太ももの外側の筋肉(大腿筋膜張筋など)に負担がかかります。これにより、筋肉が緊張して張り、脚の外側が太く見えてしまいます。
2. 骨盤の前傾と後傾
骨盤が前傾(反り腰)すると、太ももの前側の筋肉が過剰に働き、外側の筋肉も張りやすくなります。一方、骨盤が後傾(猫背)すると、内ももにある内転筋がうまく使われず、たるんでしまいます。
これらの歪みによって、特定の筋肉にばかり負荷がかかり、使われない筋肉は衰えてしまいます。その結果、太もも全体のバランスが崩れ、脚のラインが崩れてしまうのです。
今日からできる!美脚のための簡単セルフケア3選
道具もいらず、自宅で簡単にできるセルフケアをご紹介します。
1.お尻と太もものストレッチ
お尻の筋肉をほぐすことで、骨盤の外旋を改善し、太ももの外側の張りを和らげます。
- 床に座り、片方の脚をもう片方の脚の上に組みます。
- 組んだ脚のひざを両手で抱え、胸に引き寄せます。
- お尻の伸びを感じるところで30秒キープします。
- 反対の脚も同様に行います。
2. 内もも引き締めエクササイズ
内ももの筋肉を鍛えることで、たるみを解消し、脚の内側をスッキリさせます。
- 横向きに寝て、下側の脚をまっすぐに伸ばします。
- 上側の脚はひざを曲げ、前方に置きます。
- 下の脚をゆっくりと天井に向けて持ち上げ、内ももの筋肉に力を入れます。
- ゆっくりと元の位置に戻し、これを10回繰り返します。
- 反対の脚も同様に行います。
3. 股関節回し
股関節の可動域を広げ、骨盤のバランスを整えます。
- 仰向けに寝て、片方の脚をひざを曲げたまま持ち上げます。
- ひざで大きく円を描くようにゆっくりと回します。内回しと外回しをそれぞれ10回ずつ行います。
- 反対の脚も同様に行います。
これらのセルフケアは、毎日少しずつでも続けることが大切です。無理のない範囲で、習慣化を目指しましょう。
さいごに
骨盤の歪みは、太ももの張りやたるみだけでなく、腰痛や肩こりなど様々な身体の不調につながることがあります。日々の生活の中で、自分の姿勢や体の使い方に意識を向けてみましょう。今回ご紹介したセルフケアを継続することで、美脚だけでなく、健康的な身体も手に入れることができますよ。
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