【前編】では、「伝える力」の重要性と、相手を意識することの重要性についてお伝えしました。
後編では、「何を伝えるか」を明確にするための具体的な方法や、言葉以外の「非言語コミュニケーション」の活用法について深掘りしていきます。
「何を伝えるか」を明確にする:構造化して話す
伝えたいことがたくさんあっても、あれもこれもと詰め込むと、結局何も伝わりません。話す内容を整理し、「何を伝えたいのか」を明確にしましょう。
結論から話す(PREP法をマスターしよう!)
ビジネスの場面では特に、まず結論から伝えることが非常に重要です。なぜなら、相手は一番に「何が言いたいのか」を知りたいからです。そこで役立つのが「PREP法」です。
Point(結論):まず、最も伝えたいこと(結論)を最初に言います。
例:「私は貴社で営業職として貢献したいと考えています。」
Reason(理由):なぜそう言えるのか、その理由を説明します。
例:「なぜなら、前職での販売経験を通じて、お客様のニーズを引き出し、課題解決に導くことにやりがいを感じてきたからです。」
Example(具体例):具体的な事例やデータを使って、理由を裏付けます。
例:「実際、前職では顧客満足度アンケートで常に高評価をいただき、半年で売上目標を120%達成した経験もあります。」
Point(結論):もう一度、結論を繰り返して締めくくります。
例:「これらの経験と情熱を活かし、貴社の営業成績向上に貢献したいと考えております。」
このPREP法を使うと、相手はあなたの話を論理的に理解しやすくなり、説得力が増します。
情報を整理する習慣をつける
話す前や資料を作る前に、伝えたい内容を頭の中で整理したり、箇条書きにしたりする習慣をつけましょう。
言葉以外で「伝える」:非言語コミュニケーションの力
言葉だけでなく、あなたの話し方、表情、姿勢なども「伝える力」に大きく影響します。これらを「非言語コミュニケーション」と呼び、言葉と同じくらい重要な役割を果たします。
声のトーンと速さ
声の印象は、あなたのメッセージの受け取られ方に大きく影響します。
アイコンタクトと表情
姿勢と身振り手振り
今日から実践!「伝える力」UPのための練習
これらのヒントは、すぐに実践できるものばかりです。
就労移行支援事業所では、面接練習やグループワークなどを通して、「伝える力」を実践的に学ぶことができます。あなたの悩みに寄り添い、具体的なフィードバックを通じて、就職に役立つコミュニケーション能力を高めるサポートをさせていただきます。
「伝える力」は、努力すれば誰もが磨けるスキルです。ぜひ今日から意識して、あなたの未来を切り開く強力な武器にしてください!
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