「産後の骨盤矯正は必須!」
そんな声をよく耳にしますが、実はすべての人に必要なわけではありません。中には、骨盤矯正を受けなくても自然と体が回復する方もいます。
今回は、産後の骨盤矯正を「やらなくていい人」の特徴と、ご自身の体の状態を見極めるポイントをご紹介します。
骨盤矯正が必要ないかもしれない人の特徴
妊娠前から運動習慣があり、体幹がしっかりしている人
妊娠前から定期的に運動をしていて、特に体幹(コア)が鍛えられている方は、骨盤周りの筋肉も強く、出産による骨盤の開きや歪みを自分で修復する力が高い傾向にあります。
出産後も軽い運動を続けることで、自然と元の状態に戻っていくことが多いでしょう。
産後の体調が良好で、痛みや不調をほとんど感じない人
産後に腰痛、股関節痛、恥骨痛などの痛みや、尿もれ、むくみ、体型の崩れといった不調をほとんど感じない場合は、骨盤が大きく歪んでいない可能性が高いです。
体の回復が順調に進んでいるサインなので、無理に骨盤矯正に通う必要はないかもしれません。
産後、適切な休息が取れていて、無理をしていない人
産後は、体が回復するために十分な休息が必要です。睡眠をしっかり取り、無理な姿勢での育児や重い物を持つことを避けている人は、体の自然治癒力が働きやすくなります。
体への負担が少ないことで、骨盤も安定しやすいと考えられます。
出産が比較的スムーズで、体に大きなダメージがなかった人
難産であったり、会陰切開や帝王切開などで体に大きな負担がかかった場合は、骨盤への影響も大きいと考えられます。
しかし、比較的スムーズな出産で、出産時の出血も少なく、産後の回復が順調に進んでいる場合は、骨盤への負担も限定的だった可能性があります。
骨盤矯正を検討する前に、セルフチェックを!
ご自身が骨盤矯正が必要かどうか迷ったら、まずは以下の点をセルフチェックしてみましょう。
もし、これらの項目に当てはまるようでしたら、骨盤の歪みや開きが原因で不調が出ている可能性もあります。
大切なのは「自分の体の声」を聞くこと
産後の体の回復は人それぞれです。「骨盤矯正は必ずやるべき」という情報に惑わされず、ご自身の体の状態に耳を傾けることが最も重要です。
もし、産後に気になる症状があったり、不安を感じるようでしたら、まずは専門家(産婦人科医、助産師、理学療法士など)に相談してみることをお勧めします。
適切なアドバイスを受けることで、ご自身に本当に必要なケアが見えてくるはずです。
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