ママさんバレーを楽しんでいる皆さん、練習中や試合中に「グキッ!」と足首をひねってしまった経験はありませんか?
足関節捻挫は、バレーボールでよくある怪我の一つです。今回は、足関節捻挫をしてしまった時にどうすればいいのか、そして早く治して大好きなバレーに復帰するためのポイントをお伝えします。
足関節捻挫ってどんな状態?
足関節捻挫は、足首を不自然な方向にひねることで、足首の関節を支えている靭帯が損傷してしまう状態です。軽度なものから、靭帯が完全に切れてしまう重度なものまであります。
- 内反捻挫
最も多いタイプで、足の裏が内側を向くようにひねってしまうことで発生します。足首の外側の靭帯を損傷します。 - 外反捻挫
足の裏が外側を向くようにひねってしまうことで発生します。足首の内側の靭帯を損傷します。
捻挫をしてしまったら、まずどうする?
「痛い!」と感じたら、まずは無理をしないことが大切です。応急処置として、RICE処置を覚えておきましょう。
Rest (安静)・・・痛みがあるのに無理に動かすと、損傷が悪化してしまいます。すぐにプレーを中止し、安静にしましょう。
Ice (冷却)・・・患部を冷やすことで、炎症や腫れを抑え、痛みを軽減できます。ビニール袋に氷と少量の水を入れ、タオルで包んで患部に当てましょう。15~20分程度冷やし、これを繰り返します。直接氷を当てると凍傷になる可能性があるので注意してください。
Compression (圧迫)・・・腫れを抑えるために、弾性包帯などで適度に圧迫します。きつく締めすぎると血流が悪くなるので、指が一本入るくらいの緩さで巻きましょう。
Elevation (挙上)・・・患部を心臓より高い位置に保つことで、腫れを軽減できます。クッションなどを活用して、足を高くして休みましょう。
医療機関を受診しましょう
RICE処置はあくまで応急処置です。
自己判断せずに、必ず整形外科を受診しましょう。医師による適切な診断と治療を受けることが、早期回復への一番の近道です。レントゲン検査などで骨折の有無も確認してもらえます。
治療とリハビリテーションの重要性
診断の結果、医師の指示に従って治療を進めます。保存療法(手術をしない治療)が一般的ですが、重度の場合には手術が必要になることもあります。
治療と並行して、リハビリテーションも非常に重要です。適切なリハビリを行うことで、足首の機能回復、筋力アップ、そして再発予防につながります。自己流のリハビリは悪化の原因になることもあるので、必ず理学療法士などの専門家の指導のもとで行いましょう。
早くバレーに復帰するために
焦らない・・・「早くバレーがしたい!」という気持ちは分かりますが、焦りは禁物です。無理をして復帰すると、再発したり、他の部位を痛めたりする原因になります。
医師や理学療法士の指示を守る・・・専門家の指示に従い、地道にリハビリを続けましょう。
テーピングやサポーターの活用・・・・復帰後も、足首の保護のためにテーピングやサポーターを活用することも有効です。
足首周りの筋力強化と柔軟性向上・・・・日頃から足首周りの筋肉を鍛えたり、ストレッチをしたりして、怪我をしにくい身体作りを心がけましょう。
さいごに
ママさんバレーは楽しく続けることが一番です。
もし足関節捻挫をしてしまっても、適切な処置と治療、そしてリハビリをしっかり行えば、きっとまた元気にコートに戻ることができます。焦らず、ご自身の身体を大切にしながら、バレーボールを楽しんでくださいね!
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