こんなお悩みありませんか?
「試合前の大事な時期に捻挫してしまった…」「捻挫が癖になって、何度も繰り返してしまう…」「病院でギプスを巻いてもらえないけど、このままで大丈夫かな…」
スポーツを頑張る学生や保護者の皆さんは、このようなお悩みを抱えていませんか?特にバレーボールやサッカーなど、足首をひねりやすいスポーツでは捻挫がつきものです。
この記事では、試合前の大切な時期に捻挫してしまった時の正しい応急処置と、捻挫を繰り返さないための根本的な原因、そして再発予防の対策について解説していきます。
なぜ捻挫は癖になるの?体の歪みや歩き方との関係性
捻挫が癖になるのは、捻挫をかばう**「間違った歩き方」**が原因かもしれません。
捻挫をすると、痛みから無意識に足を引きずるような歩き方になってしまいます。この状態が続くと、捻挫をかばう筋肉の使い方が定着し、体のバランスが崩れていきます。
驚くことに、捻挫を繰り返す人の歩き方は、捻挫を起こしやすい足首の動きと非常によく似ています。これは、体が捻挫の時の動きを覚えてしまい、その歩き方が癖になっているためです。
この癖がついた歩き方を放置すると、足首だけでなく、骨盤や全身のバランスが歪み、さらなるケガを引き起こす原因となります。
捻挫をそのままにしておくとどうなる?
「捻挫くらい…」と安易に考えていると、次のような問題に繋がる可能性があります。
- 捻挫の再発:一度伸びた靭帯は元に戻りにくいため、不安定な状態が続き、少しのことで捻挫を繰り返すようになります。
- パフォーマンスの低下:足首が不安定だと、思い切り動けなくなり、本来の力が発揮できません。
- 慢性的な体の不調:捻挫をかばう歩き方によって、腰痛や股関節の痛みなど、捻挫とは違う部位に不調が出てくることがあります。
最後の試合で100%の力を出すためにも、捻挫を軽視せず、正しい処置と根本的な解決を目指すことが大切です。
捻挫の応急処置と再発予防の対策3選
ここからは、捻挫をした時の正しい応急処置と、捻挫を繰り返さないための対策をご紹介します。
1. 捻挫の応急処置「RICE処置」を素早く行う
捻挫をした直後は、炎症を抑えるための応急処置が非常に重要です。
- Rest(安静):痛みがある場合は、無理に動かさず安静にする。
- Icing(冷却):氷のうなどを使い、患部を冷やす。
- Compression(圧迫):テーピングや弾性包帯で患部を圧迫し、腫れを抑える。
- Elevation(挙上):患部を心臓より高い位置にあげ、腫れを防ぐ。
2. 固定具を適切に使う
捻挫の程度によっては、ギプスやサポーターでしっかり固定することが早期回復に繋がります。
- ギプス:靭帯の損傷がひどい場合、また痛みが強く足をつくことも難しい場合などに使用します。足首を完全に固定し、靭帯が伸びきった状態で治らないようにサポートします。
- サポーター:比較的軽度な捻挫の場合や、ギプスを外した後のリハビリ期に使用します。可動域を制限することで、足首を保護します。
3. 捻挫を繰り返さないためのリハビリ
捻挫が治った後も、再発を防ぐためのリハビリは欠かせません。
- 足首の可動域を広げるストレッチ:足首をゆっくり回したり、上下に動かしたりするストレッチで、硬くなった筋肉や関節を柔らかくします。
- バランス感覚を養うトレーニング:片足立ちや、不安定な場所での片足立ちなどで、足首周りの筋肉を鍛え、バランス感覚を養います。
- 正しい歩き方や走り方を意識する:専門家に見てもらいながら、捻挫をかばう癖を直し、正しいフォームを身につけましょう。
まとめ
今回は、捻挫を繰り返してしまう原因と、その解決策についてお伝えしました。
捻挫を放置すると、後遺症が残ったり、全身の歪みに繋がったりと、様々な悪影響が出てしまいます。
試合で100%の力を発揮し、後悔のないようにプレーするためにも、捻挫をした際は正しい処置を行い、根本的な原因である歩き方の癖を改善していくことが大切です。
日々のケアとリハビリで、捻挫を恐れず、思う存分スポーツを楽しんでくださいね。
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