こんなお悩みありませんか?
「妊娠後期から恥骨がズキズキと痛む…」
「産後、体型が元に戻らずお腹周りや骨盤周りが気になる…」
「以前のズボンが全く入らない…」
妊娠・出産は女性にとって大きな喜びである一方、体の変化に戸惑いや不安を感じる方も少なくありません。
特に、妊娠中に経験する恥骨の痛みや、産後になかなか戻らない体型に悩む30代女性が増えています。実はそのお悩み、骨盤の歪みが原因かもしれません。
この記事では、妊娠中の恥骨痛や産後の体型変化の原因と、その解決策としてご自宅で簡単にできるセルフケアを3つご紹介します。
なぜ妊娠中や産後に体の歪みが起こるの?骨盤との関係性
妊娠中や産後に体の歪みが起こる原因は、ホルモンの影響と骨盤への負担が大きく関係しています。
妊娠中は、出産に備えて骨盤の関節をゆるめる**「リラキシン」**というホルモンが分泌されます。これにより骨盤が不安定な状態になり、お腹が大きくなることで骨盤への負担が増加し、恥骨の痛みを感じやすくなります。
出産後も、骨盤は不安定な状態が続きます。さらに、抱っこや授乳など、赤ちゃんのお世話で不自然な姿勢を長時間続けることで、骨盤が歪んだり、開いたままになったりします。その結果、お腹周りや下半身に脂肪がつきやすくなり、体型が戻りにくくなるのです。
骨盤の歪みを放置するとどうなる?
妊娠中や産後の骨盤の歪みを放置すると、様々な体の不調を引き起こす可能性があります。
- 恥骨痛の慢性化:妊娠中の恥骨痛が産後も続くことがあります。
- 腰痛、肩こり:骨盤の歪みは全身のバランスを崩すため、腰や肩に負担がかかりやすくなります。
- 尿もれ:骨盤底筋のゆるみにより、くしゃみや咳をした際に尿もれが起こることがあります。
- 下半身太り:骨盤が歪むことで、血行やリンパの流れが悪くなり、むくみや冷えを引き起こし、下半身に脂肪がつきやすくなります。
産後、育児に追われ自分のケアを後回しにしがちですが、早めの骨盤ケアが重要です。
今すぐできる!骨盤の歪みを改善するセルフケア3選
ここからは、ご自宅で簡単にできる骨盤の歪みを改善するセルフケアをご紹介します。
1. 骨盤底筋を鍛える体操
骨盤底筋は、内臓を支えるハンモックのような役割をしています。出産によってダメージを受けるため、ここを鍛えることで骨盤を正しい位置に保ち、尿もれ対策にもなります。
【骨盤底筋の引き締め体操】
- 仰向けに寝て、両ひざを立てます。
- 息を吐きながら、お尻の穴をキュッと締めるように意識し、5秒キープします。
- 息を吸いながら、力を抜いてリラックスします。
- これを10回繰り返しましょう。
2. 骨盤周りのストレッチ
【お尻の筋肉をほぐすストレッチ】
- 仰向けに寝て、両ひざを立てます。
- 片方の足首をもう片方の太ももに乗せ、数字の「4」の形を作ります。
- 太ももの裏側を両手で抱え、ゆっくり胸の方に引き寄せます。
- 気持ちよく伸びるところで30秒キープします。反対側も同様に行いましょう。
3. 正しい姿勢を意識する
日々の生活で正しい姿勢を意識するだけでも、骨盤の歪みを防ぐことができます。
- 座る時:お尻に均等に体重を乗せ、背筋を伸ばして座ります。
- 立つ時:背筋を伸ばし、お腹を軽く引き締めるように意識します。
- 赤ちゃんを抱っこする時:片側に重心が偏らないように注意し、クッションなどを活用して骨盤への負担を減らしましょう。
まとめ
今回は、妊娠中の恥骨痛や産後の体型変化に悩む女性に向けて、その原因とセルフケアをご紹介しました。
妊娠・出産によって骨盤は大きく変化しますが、正しいケアを行うことで、元の状態に戻りやすくなります。ご紹介したセルフケアを毎日少しずつ続けることで、お悩みが解消され、より健やかな育児生活を送ることができるでしょう。
ご自身の体を大切にする時間を作り、赤ちゃんとの毎日を楽しみましょう。
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