こんにちは。
南さつま市のゆうき整骨院です。
ゆうき整骨院に来院される方には、60歳以上の方もいらっしゃいます。
その時に、『ぶら下がり健康法をしても良いか?』とご質問をいただきますので、今回は、ぶら下がり健康法について書いています。
ぶら下がり健康法とは?
ぶら下がり健康法とは?
1日1分ぶら下がるだけで健康に良いと1970年代後半に一大ブームを巻き起こしました。しかしあっという間にブームは過ぎ去り、その後はぶら下がり健康器だけが部屋の片隅で洋服かけとして使われているという方も多いのではないでしょうか。
引用元:https://eonet.jp/health/special/special80_2.html
一般的に縮まった体を伸ばすので、スッキリとした感じを得られますが、一方で肩への怪我も考慮したい健康法になります。
肩を痛める原因
腕や手を頭よりも高い位置に挙げて行う健康法ですので、体全体は伸びる反面、それを支える肩関節には負荷がかかります。
加えて、加齢による筋肉や関節の萎縮があり、肩関節の隙間が狭くなっている場合、肩関節に摩擦が起きて、筋肉(スジ)を痛める原因となります。
このような場合は、控えておきましょう。
- ぶら下がると肩が痛い。
- 肩を回すとゴリゴリ鳴る。
- 常日頃から、腕や肩を上げる仕事をする。
腱板損傷
60歳以上で肩が痛い時の怪我に、腱板損傷というものがあります。
スポーツや仕事での酷使などが原因となることが多いです。特に腕や手を頭よりも高い位置に挙げて繰り返し作業をする仕事やスポーツをする人に多く見られます。塗装業や大工さん、スポーツだと野球やテニスなどが挙げられます。
また、加齢によっても切れやすくなってしまいます。40歳以上の男性で右肩に好発し、60歳で1/4が、70歳では半数が断裂しているという報告もあります。(引用元:https://okuno-y-clinic.com/itami_qa/rotator-cuff-tear.html#04)
腱板損傷のなりやすい要因
・加齢(特に40歳以上)
・特定のスポーツ(野球・テニスなど)
・塗装業や大工さんなどの特定の職業
・遺伝的な要素
対処法
朝起きると、体が固まっているかた伸ばしたい。疲れを感じると縮こまってしまうから伸ばしたいという方もいらっしゃると思います。
まずは、負荷をかけない状態から伸ばす事を行いましょう。
負荷をかけないとは、このような状況です。
負荷をかけない=重力に逆らわない。
仰向けになり、伸びをする。
てっとり早く、重力に逆らわない為には寝ころぶが良いです。寝ころびながら行える体操を選びましょう。
ストレッチポールを使う。
上記だけでは物足りない方は、ストレッチポールなど、ストレッチ道具を使いましょう。
大きく深呼吸を行う。
現代は、ストレス社会であり交感神経優位と言われています。その為、呼吸が浅く、筋肉が固まる事も多いです。
呼吸をすると、肋骨が上下に動く為、背中を伸ばしたり縮んだりと背中周りの運動にもなります。そして、簡単でどこでも出来ます。
まとめ
健康のために運動をしていても、逆に負担を増やしている事もあります。運動をしてみて痛みが引くようなら筋肉に負荷がかかっています。その一方で運動をしてみたのに痛くなる方は、筋肉への負荷ではなく、筋肉への負担を増やしてしまっています。
加齢とともに、筋力や柔軟性は落ちてきていますので、以前と同じように運動をして痛めてしまう事も多いです。
ぶら下がり健康法をして肩が痛い時は、負荷のかからない運動から始める事をオススメします。
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