先日、「肘が痛くて曲げ伸ばしができません」とお電話いただいたので、まずは病院で検査をしてもらって、施術内容を考えましょうとアドバイスさせていただきました。
病院で診察をした時に、骨端線が閉じているから、身長が止まってますね。と言われたそうです。そこで、『なぜ身長と怪我が関係あるのか?』というのを気にされたようです。
なぜ、身長と怪我が関係あるのか?
成長期と調べてみると、 身体が著しく発育する期間を指す語だそうです。
左は子供の骨を観察した時の画像です。右は、大人の骨です。
左の画像は骨に隙間がありますが、そこを骨端線と呼び、まだまだ骨が伸びる要素があるので、骨が伸びる=身長も伸びると判断します。
右は、隙間がないので、これ以上伸びる事はありません。
同じ肘の痛みでも、成長期の子供と大人では、怪我の仕方が違ってきます。
スポーツ障害の発生する部位
・骨が出来上がっている成人の場合
⇒筋肉・腱(けん)・靱帯(じんたい)
・骨が出来上がっていない成長期の場合
⇒骨・軟骨(なんこつ)
つまり、同じ肘(ひじ)が痛い状態でも、原因は成人と子どもでは全く別物であるため、感覚で安易に「大丈夫」と言うのは気を付けたほうが良さそうです。
成長期の場合だと、『離断性骨軟骨炎(りだんせいこつなんこつえん)』という肘の怪我がありますが、酷くなってくると関節ネズミが出来て、肘の曲げ伸ばしが出来なくなったり、変形をしてしまったりすることがあります。
関節内遊離体( 関節ネズミ )とは??
関節の中に、軟骨や骨のカケラ(小骨片)がみられる病気です。 カケラが、遊離して関節内を自由に動きまわることから、“関節ネズミ”と呼ばれることがあります。
http://www.eisinclinic.com/category/1497331.html
捻挫やひじなどのスポーツの怪我では、大人と子供では気を付けなくてはいけない箇所が違います。
それは、成長障害や変形を残してしまうからです。
予想ですが、身長が伸びていないからと言われたのは、酷い怪我には繋がりにくいですよというのを伝えたかったのだと思います。
子供の身長が気になるなら、こちらの商品がオススメです。
コメント