こんなお悩みありませんか?
「朝起きると腰が重い」
「子供を抱っこしていると、すぐに腰や肩が痛くなる」
「抱っこ紐を使うと、さらに体の負担が増す気がする」
30代になり、ますます体の不調を感じるようになったという方も多いのではないでしょうか。特に子育て中は、お子さんを抱っこする機会が多く、常に腰や肩に負担がかかっています。実は、そのつらさ、産後の骨盤の歪みが関係しているかもしれません。
この記事では、抱っこによる腰や肩の痛みと骨盤の歪みの関係性から、ご自宅で簡単にできるセルフケア方法までを詳しくご紹介します。
なぜ抱っこで腰や肩が痛くなるの?
子供を抱っこする時、無意識に体を反らせてバランスをとっていませんか?この姿勢は、お腹を突き出し、腰に大きな負担をかけます。この積み重ねが、腰痛の大きな原因となります。
また、片側の手ばかりで抱っこしたり、足を組んだりする癖があると、骨盤が左右に傾き、歪みが生じます。骨盤は体の土台なので、ここが歪むと、そのバランスを保とうとして背骨や首にも歪みが生じ、結果として肩こりも引き起こします。
つまり、日々の抱っこの姿勢や習慣が、骨盤の歪みを招き、それが腰や肩の痛みへとつながっていくのです。
歪みをそのままにしておくとどうなる?
「これくらい大丈夫だろう」と体の歪みを放置してしまうと、以下のようなさまざまな不調につながる可能性があります。
- 慢性的な腰痛や肩こりの悪化
痛みが一時的なものではなくなり、常に不快感を感じるようになります。 - 代謝の低下
骨盤が歪むと、血行が悪くなり、冷えやむくみ、便秘の原因になることがあります。 - 姿勢が悪くなる
猫背や反り腰が定着し、見た目の印象にも影響します。 - 自律神経の乱れ
慢性的な体の不調が、イライラや疲労感など、心の不調にもつながることがあります。
痛みを感じるたびにその場しのぎのケアをするのではなく、根本的な原因である骨盤の歪みにアプローチすることが大切です。
悩みを解決するセルフケア3選
ここからは、ご自宅で簡単にできる、腰や肩の負担を和らげるためのセルフケアをご紹介します。無理のない範囲で、毎日少しずつ取り入れてみましょう。
1. 骨盤周りのストレッチ
骨盤の歪みは、お尻の筋肉(大殿筋・中殿筋)や股関節周りの筋肉が硬くなっていることが原因の一つです。これらの筋肉をほぐすことで、骨盤の動きをスムーズにします。
やり方:
- 仰向けに寝て、片方の膝を胸に引き寄せます。
- 両手で膝を抱え、ゆっくりと30秒間キープします。
- 反対の足も同様に行います。
- さらに、引き寄せた膝を反対側の床に倒し、体をひねるようにして30秒キープします。
- 反対側も同様に行います。
2. 肩甲骨を意識した体操
抱っこで前かがみになりがちな姿勢をリセットし、肩周りの血行を促進します。
やり方:
- まっすぐ立った状態で、両腕を大きく回します。後ろ回しを5回、次回しを5回行います。
- 両肩を耳に近づけるようにグッと上げ、ストンと力を抜いて下ろします。
- この動きを5回繰り返します。
肩甲骨を意識して動かすのがポイントです。
3. 正しい抱っこ姿勢の意識
セルフケアと合わせて、普段の抱っこの姿勢を見直すことも重要です。
ポイント:
- 子供の体重を腰だけでなく、お腹全体で支えるように意識しましょう。
- 背筋を伸ばし、お腹に軽く力を入れて立つことで、反り腰を防ぎます。
- 抱っこ紐を使う際は、ストラップの長さをこまめに調整し、子供の体重が一点に集中しないようにしましょう。
まとめ
抱っこによる腰や肩の痛みは、骨盤の歪みと深く関係しています。しかし、日々のちょっとした意識やセルフケアで、そのつらさを軽減することは可能です。
ご紹介したセルフケアを毎日少しずつ続けることで、体の土台である骨盤が整い、腰や肩の負担が軽くなるのを感じられるはずです。忙しい子育ての合間に、ぜひご自身の体と向き合う時間を作ってみてくださいね。
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