「最近、なんだか体調がすぐれない…」
「冷えやむくみ、便秘がひどくなってきた…」
そんなお悩みありませんか?
40代・50代の女性は、閉経に向けて女性ホルモンの分泌が急激に変化します。この時期に増える様々な体の不調、実は骨盤の歪みと深く関係しているかもしれません。骨盤は体の土台であり、内臓や自律神経の働きにも影響を与えます。
この記事では、更年期に骨盤が歪む原因と、今日からすぐに始められる簡単なセルフケアをご紹介しま。
なぜ40代・50代の女性は骨盤が歪みやすいの?
40代・50代の女性は、ライフスタイルや体の変化によって骨盤が歪みやすくなります。
女性ホルモンの減少
閉経が近づくと、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が減少します。エストロゲンは骨盤周辺のじん帯や筋肉の柔軟性を保つ役割も担っているため、減少すると骨盤が不安定になり、歪みやすくなります。
筋力の低下
加齢とともに、骨盤を支える腹筋やインナーマッスルが衰えます。特にデスクワークや運動不足の人は、姿勢が悪くなり、骨盤への負担が増加します。
出産や育児の影響
出産経験のある女性は、分娩時に骨盤が開くため、その後のケアが不十分だと歪んだままになりやすいです。また、子どもの抱っこや片寄った姿勢での作業は、骨盤に継続的な負担をかけます。
骨盤が歪むと、血行が悪くなり、冷えやむくみの原因に。また、内臓が圧迫されることで便秘を引き起こしたり、自律神経が乱れてイライラや不眠につながったりすることもあります。
今日からできる骨盤のセルフケア3選
骨盤の歪みは、日々のちょっとしたケアで改善できます。以下でご紹介する3つの方法を、ぜひ生活に取り入れてみてください。
「お尻歩き」で骨盤周りの筋肉をほぐす
- 床に座り、両手を前で組んで足を伸ばします。
- 背筋を伸ばしたまま、左右のお尻を交互に前に出して歩くように進みます。
- 次に、同じように後ろへ戻ります。
- これを5往復ほど繰り返しましょう。
お尻歩きは、座りっぱなしで固まりがちな骨盤周りの筋肉をほぐし、血行を促進する効果があります。
「骨盤スクワット」でインナーマッスルを鍛える
- 足を肩幅より少し広めに開いて立ち、つま先をやや外側に向けます。
- 両手を胸の前で組み、ゆっくりと息を吐きながらお尻を後ろに引くように腰を下ろしていきます。
- 膝が90度くらいになったら、ゆっくりと息を吸いながら元の姿勢に戻ります。
- これを10回3セット行いましょう。
骨盤スクワットは、骨盤を支える重要な筋肉を効率よく鍛え、安定させることができます。
「寝ながら骨盤ねじり」でリラックス
- 仰向けに寝て、両膝を立てます。
- 両腕を真横に広げ、手のひらを下向きにします。
- ゆっくりと息を吐きながら、両膝を揃えたまま右側に倒します。
- 顔は左側に向け、骨盤から背中がねじれるのを感じましょう。
- 数秒キープしたら、息を吸いながら元の位置に戻り、反対側も同様に行います。
- これを左右5回ずつ繰り返します。
寝る前に行うことで、骨盤の歪みを整え、体の緊張をほぐす効果が期待できます。
これらのセルフケアは、無理のない範囲で毎日続けることが大切です。
さいごに
更年期における体の不調は、心身ともに大きなストレスとなります。しかし、それは決して一時的なものではありません。ご自身の体の変化を受け入れ、丁寧なセルフケアを続けることで、不調を和らげることができます。
今回ご紹介した方法を試して、骨盤を整える第一歩を踏み出してみてください。きっと、心と体が軽くなるのを感じられるはずです。
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