挨拶をしても返してくれなかったり、そもそも挨拶をしてくれなかったりする方もいて、どうしたらいいか悩むことがあるかもしれません。
「もしかして、私に何か不満があるのかな?」
そう考えてしまうこともあるでしょう。でも、ちょっと立ち止まって考えてみてください。挨拶をしないのには、その人なりの理由がある場合がほとんどなんです。
挨拶をしない3つの理由
挨拶をしないからといって、必ずしも悪意があるわけではありません。
1. コミュニケーションに不安や苦手意識がある
人と目を合わせたり、声をかけたりすることに強い不安を感じる方がいます。挨拶一つでも、その人にとっては大きなハードルになっている可能性があるのです。
2. 過去の経験から自信を失っている
過去に挨拶をしても無視されたり、嫌な態度を取られたりした経験から、「どうせ挨拶をしても無駄だ」と諦めてしまっているケースもあります。これは、自分を守るための防衛反応とも言えるでしょう。
3. 挨拶の習慣や意味を十分に理解していない
育ってきた環境によっては、挨拶をする習慣がなかったり、なぜ挨拶が必要なのかを学ぶ機会がなかったりする場合があります。悪気があるわけではなく、単純に「どうすればいいかわからない」という状況かもしれません。
挨拶をしない方と向き合うには?
では、挨拶をしない利用者さんに対して、私たちはどのように接していけば良いのでしょうか。
1. まずは「見守る」ことから始めてみましょう
挨拶をしないことに対して、ネガティブな感情を抱くのではなく、「そういう特性なのかな」と受け止める姿勢が大切です。
2. 自分から積極的に挨拶をしてみる
「おはようございます!」と優しい笑顔で声をかけ続けることで、やがて相手の警戒心が解け、心を開いてくれるきっかけになるかもしれません。もし返事がなくても、「今日も来てくれてありがとう」という気持ちで接することが重要です。
3. 挨拶の練習を一緒にしてみる
「朝は『おはようございます』と挨拶をしますよ」と伝えたり、ロールプレイング形式で練習したりすることで、挨拶の習慣を身につけるお手伝いができます。
大切なのは、挨拶ができなくても、その人の存在を認め、温かく見守ることで、少しずつコミュニケーションの輪が広がっていくでしょう。
さいごに
就労移行支援事業所は、鹿児島で障がい者の一般就労や就職を応援する大切な場所です。
このブログ記事を読んで、少しでも気持ちが楽になったり、今後の支援のヒントになったりしたら嬉しいです。
一人ひとりの利用者さんに寄り添い、共に成長していく就労移行支援の仕事は、きっとあなたの人生をより豊かにしてくれるはずです。
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