就労移行支援事業所で働く皆さん、日々お疲れ様です。利用者の方々の就職に向けて、チーム一丸となって支援に取り組んでいらっしゃるかと思います。
支援の方向性や細かな対応について、チーム内で意見が食い違うことはありませんか?
「このやり方がいいと思うけど、他のメンバーは違う意見だし、どうすれば…」
「自分の意見を言ったら、人間関係がギクシャクしそう…」
今回は、そんな**「意見の食い違い」**をチームの成長につなげるためのヒントをお伝えします。これは、チームとして働く上で避けては通れないテーマであり、適切に対処することで、より良い支援につながります。
なぜ、意見の食い違いは起こるのか?
意見が食い違うのは、決して悪いことではありません。むしろ、それはチームが多様な視点を持っている証拠です。食い違いが起こる主な原因は、以下のようなものです。
意見の食い違いを乗り越えるための3つのステップ
意見の食い違いを感情的な対立に発展させず、建設的な議論にするための3つのステップをご紹介します。
ステップ1: まずは「聴く」ことに集中する
自分の意見を主張する前に、まず相手の意見に耳を傾けましょう。
「なぜ、そのように考えるのか?」
「その意見の背景には、どんな経験や情報があるのか?」
相手の意見を否定するのではなく、理解しようと努めることが重要です。そうすることで、相手もあなたの話を聞く耳を持ってくれます。
ステップ2: 目的を再確認する
意見の食い違いが起こったときは、一度立ち止まって、チームとしての共通の目的を再確認しましょう。
「私たちが目指しているのは、利用者の方の一般就労というゴールだよね?」
「この支援は、そのゴールにどうつながるだろうか?」
目的が明確になれば、感情的な対立から解放され、**「どうすれば一番良い結果になるか」**という視点で議論を進めることができます。
ステップ3: 意見を統合し、新しい解決策を探す
一方の意見だけを採用するのではなく、お互いの意見の良い部分を組み合わせることで、より良い解決策が生まれることがあります。
「あなたの意見の〇〇という点は素晴らしい。それに、私の意見の△△を組み合わせたら、もっと効果的になるかもしれないね。」
チームで働くことの喜び
意見の食い違いを乗り越えることは、決して簡単なことではありません。しかし、このプロセスを通じて、チームの信頼関係は深まり、支援の質も格段に向上します。
多様な意見を受け入れ、お互いを尊重し合うチームは、利用者の方々にとっても安心できる場所になります
就労移行支援事業所で働く皆さんが、このブログを読んで、少しでもチームでのコミュニケーションが円滑になり、日々の支援がより充実したものになることを願っています。
鹿児島で障がい者の一般就労、就職を目指す方、そしてその支援に携わる方々にとって、この記事が少しでもお役に立てば幸いです。
これからも、利用者の方々の「働きたい」という思いを全力でサポートしていきましょう。
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