ぎっくり腰で「腰を反らせない」「ものを取るのもきつい」状態にお悩みの方へ

突然の激痛で身動きが取れなくなる「ぎっくり腰」。特に、腰を後ろに反らせたり、床にあるものを取ろうと前かがみになったりするだけで激痛が走る時は、本当に辛いですよね。

このブログ記事では、そんなぎっくり腰の原因と、痛みを和らげるための対策について解説します。

ぎっくり腰と体の歪みの関係

なぜ、特定の動作で激しい痛みが走るのでしょうか？

それは、体の土台である骨盤の歪みが関係している可能性があります。

私たちの体は、背骨を中心にバランスを取っています。しかし、日常生活の癖（長時間同じ姿勢で座る、片方の足に重心をかけるなど）によって骨盤が歪むと、その上にある背骨も連動して歪んでしまいます。

この歪みによって、腰回りの筋肉や関節に無理な負担がかかり、特定の動作（腰を反らす、前かがみになるなど）をしたときに、耐えきれなくなった筋肉や靭帯が急激に緊張したり、炎症を起こしたりして、激しい痛みとなります。

つまり、ぎっくり腰は、突然起こったように見えて、実は日々の体の歪みが積み重なった結果である可能性が高いのです。

今、辛い痛みに悩んでいる方のために、今日からできる対策を3つご紹介します。

ぎっくり腰になった直後は、まずは安静にすることが最も大切です。動ける範囲で、一番楽な姿勢で横になりましょう。硬い床よりも、ベッドや布団の上で、膝を軽く曲げて寝るのがおすすめです。

痛みが起きたばかりの時は、冷湿布や氷嚢で患部を冷やしましょう。炎症を抑え、痛みを和らげる効果が期待できます。冷やす時間は1回15分程度を目安にしてください。

痛みが落ち着いてきたら、徐々に温めるケアに切り替えても良いでしょう。

痛みが落ち着いてきたら、完全に動かないのではなく、少しずつ動かすことが大切です。

【おすすめの簡単なセルフケア】

ドローイン（腹式呼吸）: 仰向けになり、鼻から息を吸ってお腹を膨らませ、口からゆっくりと息を吐きながらお腹をへこませます。腹圧を高めることで、腰への負担を軽減します。
四つ這いでの腰のストレッチ（キャット＆カウ）: 四つ這いになり、息を吐きながら背中を丸め、息を吸いながらゆっくりと背中を反らします。無理のない範囲で行いましょう。

これらのストレッチは、あくまで痛みが落ち着いてきてから行ってください。少しでも痛みを感じる場合は、すぐに中止しましょう。