本態性肩こり
過労、運動不足、姿勢の悪さ、寒暖差、寝不足など、日常生活に起因する一般的な肩こりです 。
症候性肩こり
何らかの病気や症状が原因で引き起こされる肩こりです。整形外科領域では、変形性頚椎症や椎間板ヘルニア、四十肩・五十肩などが挙げられます 。また、高血圧や心臓病、目の病気、耳の病気といった内科的な疾患が原因となることもあります 。
心因性肩こり
ストレスや精神的な影響が原因で、自律神経のバランスが崩れ、筋肉が緊張して起こる肩こりです 。めまいや疲労感、倦怠感といった症状を伴うこともあります 。
特に慢性的な肩こりの原因として、以下のような要因が深く関わっていることが分かっています。
姿勢の歪み
長時間のデスクワークやスマートフォンの操作によって、猫背や頭が前に突き出た姿勢が続くと、特定の筋肉に過度な負担がかかり、血行不良や神経圧迫を引き起こし、慢性的な肩こりになります 。
体の歪みと骨盤の関係
体の土台である骨盤が歪むと、全身のバランスが崩れて肩や首の筋肉に過剰な負担がかかり、肩こりにつながりやすくなります 。日頃の何気ない癖(片側の肩で荷物を持つ、片足に重心をかけて立つ、足を組むなど)が、骨盤の歪みの原因となります 7。
加齢による影響
50代の女性の場合、更年期にエストロゲンが減少することで自律神経が乱れ、血管が収縮しやすくなります 。これにより血流が悪化し、筋肉が常に緊張した状態になるため、肩こりが慢性化しやすくなります 。
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