誰でも嫌なことがあると、ついイライラしてしまいますよね。
でも、そのイライラをそのまま誰かにぶつけてしまうと、どうなるでしょうか?
今回お話しするラーメン店の例は、まさにその「怒りの連鎖」が引き起こす恐ろしい結果を物語っています。
怒りの連鎖はこうして生まれる
- 発端はお客さんの怒り
ラーメン店で、味噌ラーメンを注文したお客さんがいました。店員さんの確認の言葉に「食券見ればわかるだろう!」と怒鳴りつけてしまいました。この怒りは、お客さんの心の中にあった別のイライラや不機嫌さが原因かもしれません。 - 店員が職人へ怒りをぶつける
お客さんに怒鳴られた店員さんは、気分が悪いまま、ラーメンを作る職人さんに強い口調で注文を伝えてしまいました。これが、怒りのバトンが渡された瞬間です。 - 職人の怒りが家庭へ
職人さんは、理不尽に怒りをぶつけられ、嫌な気持ちを抱えたまま帰宅します。気分転換しようとビールを飲もうとしたら、冷蔵庫にない。そこで、今度は奥さんに怒鳴ってしまいます。 - 妻から子どもへ
奥さんは夫に怒鳴られ、イライラが募ります。そのイライラが、ピーマンを残した子どもへの怒りとなって爆発してしまいました。
この一連の流れを見てください。始まりはラーメン店のささいな出来事だったのに、最終的に全く関係のない子どもまでが嫌な思いをすることになってしまいました。
自分の不機嫌とどう向き合うか
この連鎖を断ち切るためには、一人ひとりが自分の感情と向き合うことが大切です。
まとめ:怒りのバトンを渡さない
怒りの感情は、まるで熱いバトンのようなものです。自分が怒りを受け取ってしまったとしても、それを次の人に渡さず、自分のところで止める努力をすることが、周りの人を守ることにつながります。
自分の機嫌は、自分で取る。
簡単なことではありませんが、日々の少しの意識で、怒りの連鎖を断ち切ることは可能です。そうすることで、あなた自身も、そしてあなたの周りの人々も、もっと穏やかな気持ちで過ごせるようになるでしょう。
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