「お尻が横に広がった」「下腹部がぽっこり出ている」といった下半身太りの悩み。実は、その原因は骨盤の歪みにあるかもしれません。
骨盤は体の土台です。この土台が歪むと、その上にある背骨や筋肉のバランスが崩れ、さまざまな不調や体のラインの崩れを引き起こします。
特に下半身太りは、骨盤の歪みが深く関わっていることが多いのです。
なぜ骨盤の歪みで下半身が太るの?
骨盤が歪むと、主に以下の2つの理由で下半身太りが起こりやすくなります。
姿勢の悪化と筋力低下骨盤が前や後ろに傾くと、正しい姿勢を保つことが難しくなります。その結果、本来使うべきお腹や太ももの内側の筋肉(インナーマッスル)がうまく使えなくなり、筋力が低下します。代わりに太ももの外側や前側の筋肉ばかりが発達し、脚が太く見えたり、お尻が横に広がったりする原因になります。
血行不良とむくみ骨盤が歪むことで、骨盤周りの筋肉が緊張し、血管やリンパ管が圧迫されます。これにより、下半身の血行やリンパの流れが悪くなり、老廃物や余分な水分が溜まりやすくなります。これが、むくみとなって下半身太りをさらに加速させてしまうのです。
いますぐできる!骨盤ケアとセルフストレッチ
骨盤の歪みを整え、下半身太りを解消するためには、日々のセルフケアが大切です。特別な道具は必要ありません。スキマ時間を使って、以下のストレッチを試してみましょう。
1. お尻のストレッチ
硬くなったお尻の筋肉をほぐすことで、骨盤の動きがスムーズになります。
- 床に座り、片方のひざを立てます。
- 立てたひざを、反対側の脚の太ももの外側に置きます。
- 背筋を伸ばしたまま、体をゆっくり前に倒していきます。
- お尻の奥が伸びているのを感じながら、30秒キープ。反対側も同様に行います。
2. 股関節のストレッチ
股関節の可動域を広げ、骨盤周りの筋肉を柔らかくします。
- 床に座り、両足の裏を合わせます。
- かかとを体に引き寄せ、両手でつま先を持ちます。
- 背筋を伸ばし、ひざを上下にゆっくりと動かします。
- できるだけひざが床に近づくように意識しながら、1分ほど続けましょう。
3. 骨盤リセット体操
骨盤の歪みをリセットするのに効果的な体操です。
- 仰向けになり、ひざを立てます。
- ゆっくり息を吐きながら、お腹をへこませるようにして腰を床に押し付けます。
- この姿勢を数秒キープし、息を吸いながら元の状態に戻します。
- これを10回ほど繰り返します。
継続が解決への第一歩
これらのセルフケアは、毎日少しずつでも続けることが重要です。まずは**「寝る前に5分だけ」**など、無理のない範囲で生活に取り入れてみてください。
骨盤の歪みを整えることは、見た目の変化だけでなく、冷え性や腰痛の改善にもつながります。諦めていた下半身太りの悩みも、骨盤ケアで解決できるかもしれません。
今日から骨盤と向き合って、自信の持てる体を目指しませんか?


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