先月から、腰と股関節の痛みに悩んで来られる患者さんがいらっしゃいます。
触診すると、側弯症があるのがわかります。
これまでに多くの治療院に行き、さまざまな原因を言われてきたものの、なかなか良くならなかったそうです。そのため、ご自身でも原因を探すことに一生懸命になっていました。
最近は、悩まされていた痛みも少しずつ減ってきて、1週間くらいは痛みが持続しないようになってきました。本当に良かったなと思います。
側弯症があっても諦める必要はありません
側弯症があると、身体に負担がかかりやすいというのは想像できますよね。ですが、「この腰痛は側弯があるからだ」と諦めてしまう必要はありません。
身体が曲がっていても、痛みの原因がはっきりとわかれば、痛みは取れることがほとんどです。
たとえば、10年間側弯症だったけれど、痛みが始まったのは1年前だとしたら、側弯症ではない何かが痛みの引き金になったと考えられますよね。その場合は、痛みのきっかけとなった部分を改善していくと良いでしょう。
ただ、生まれつき側弯症で、子どもの頃からずっと痛みに悩まされてきたという場合は、治しにくいこともあります。この場合は、まず病院の先生の指示に従ってくださいね。
もともと痛みがなかったのに、ある時から痛みが出てきたという場合は、側弯症ではない何かが原因になっています。
「側弯症があるから痛みと付き合っていこう」と決めつけるのは、まだ早いですよ。
痛みがどれくらいで取れるかは、痛みが始まってからどのくらいの期間が経っているかによって変わってきます。
側弯症があるからと諦めず、まずは痛みの根本原因を探してみましょう。
でわでわ。
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