痛みがある所よりも、もっと根本的な所をみよう。
こんにちわ。
さいこうトータルヘルスケアの川路です。
背中が痛い!!これはなんだ?と思っている方って少なからずいると思うんですよね。でも、こりゃ肩こりだねといっても「本当にそうなの?」と思ってしまいます。
もっと言うと、「肩こりだ」と認識した時から、肩に痛みが出るというのが多くなるとも言われてますので、出来るだけ言いたくないというのも、ちょっとあります。ですので、スタッフには関節の可動域や神経支配など考慮して、なぜ痛みが出るのかというのを解りやすく伝えるようにと言っています。
さて、本題です。
痛いところって、大体この筋肉が痛いという風に言われます。お客様も施術側も。
特に、肩甲骨に沿った場所。そこをマッサージすると、気持ち良いですよね?「効く~~」ってなりますよね?でもね、そこを指圧か何かをして、痛みを抑制して、また痛くなったら、それ以上の強さで押すことによって、さらに痛みを抑える。
なにが言いたいかというと、強く押せば押すほど、筋肉の硬直が生まれ、僕だけが言っているんですけど、感覚おかしくなるというようになるんじゃないかなと思います。
そこで、強くマッサージをするよりも、筋肉の走行や神経支配などを考慮して施術をするとなると
まず、筋肉の走行を見てみますね。
上の図を見てもらえれば解ると思いますが、背骨の首や背中の部分から、肩甲骨に向かって付いています。(右側の筋肉です)
一つの考え方だと、起始と停止。起始が軸になって停止が動くんですが、どちらに負荷がかかりそうですか?例えるなら、サッカーでシュートをする時に、軸足とける方どちらに負荷がかかっているかという事。
軸になる方が支えるほうなので、負荷は大きそうじゃないですか?
そういう風に考えてみると、起始部の方が負担が大きいです。停止部の方は動かすから、血流もあるし、収縮もしっかりしている。ですので、もしかしたら起始部の首や背中に負担がかかっているんじゃないかと考えます。
次に、神経支配をみると、C3-4番。頸椎の3番と4番から出る神経なので、ここが元になり、その神経支配によって肩甲骨の内側に痛みを出しているかもしれないという風にも考えられます。
これをパッと並べた時に、
「肩こりだから、そこを揉みましょう。」というのと、「神経支配、筋肉や背骨から考えたところ、首を調整した方が良い。」というのと、どっちが納得しやすいかという事なんです。
後は、その人の生活習慣なども考慮してなぜ痛くなっているのか?というのも考えますけどね。
例えば、伝票を書くときに右肩が下がって力強く書きなぐっているとか?ww
そして、立っている時より座っている時の方が猫背になりやすいため、首の角度が強くなり痛みが出るとか。座った時にジャクソンテストみたいになっている。(首の神経根の圧迫を調べる方法)
後は、いろんな症状があるので、あなたの痛みは、これが正解ですよというのは解りませんが、背中が痛いと言われると、まず首を考えてみて、そこの調整をしてみては?と思うんですよね。
とにかく痛いところを揉んでくれいというのは否定はしませんが、せっかく習った解剖学ってのがあるので、少なくとも僕はそこを基準に考えて施術をしたいなと思います。
色んな治療法があるので、あれが良いこれがダメというのはありません。知り合いから聞いたのですが、「ある理学療法士さんが言っていて、結局治ればなんだっていいんだ。」って言葉、まさにその通りだなと思います。
ご参考まで!!
ではまた!!
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