こんなお悩みありませんか?
「脊柱管狭窄症の手術をしたのに、また足のしびれや痛みが出てきた…」「もう一度手術をしないといけないの?と不安になる…」「手術は成功したはずなのに、なぜ…?」
手術をすれば痛みから完全に解放されると思っていたのに、また同じような痛みに悩まされていませんか?脊柱管狭窄症の手術は、今ある痛みを和らげるには効果的ですが、根本的な原因を解決しないと、再発してしまうことがあります。
この記事では、手術後にまた痛みを感じる原因と、再発を防ぎ、快適な生活を送るためのセルフケアを3つご紹介します。
手術後もまた痛みを感じるのはなぜ?その原因と関係性
脊柱管狭窄症は、加齢や姿勢の悪さによって背骨が変形し、神経の通り道である「脊柱管」が狭くなることで起こります。手術は、狭くなった部分を広げることで、圧迫された神経への負担を軽減します。
しかし、手術後もまた痛みを感じるのは、脊柱管が狭くなる原因が解決されていないからです。
- 根本的な原因:悪い姿勢や体の歪み、筋力の低下などが原因で、脊柱管に負担がかかっていた可能性があります。
- 再発の可能性:手術で一度は痛みがなくなっても、元の悪い生活習慣に戻ってしまうと、再び脊柱管が狭くなり、痛みが再発するリスクがあります。
- 手術の影響:手術部位周辺の筋肉が硬くなったり、動きが悪くなったりすることで、体のバランスが崩れ、新たな痛みを引き起こすこともあります。
そのままにしておくとどうなる?
手術後の痛みを放置してしまうと、以下のような状態になる可能性があります。
- 痛みの慢性化:痛みが続くことで、日常生活に支障をきたし、精神的にも辛くなります。
- 活動量の低下:痛みやしびれを恐れて体を動かさなくなり、筋力がさらに衰え、症状が悪化する悪循環に陥ります。
- 再手術のリスク:根本的な原因を解決しないままでは、何度も手術を繰り返すことになりかねません。
痛みと再発を防ぐための対策3選
ここからは、手術後の痛みを和らげ、再発を防ぐためにご自宅で簡単にできる対策をご紹介します。
1. 姿勢を正す
正しい姿勢を意識することで、腰への負担を減らすことができます。
- 立つとき:耳、肩、股関節、くるぶしが一直線になるように意識します。
- 座るとき:深く腰掛けて、背中をまっすぐに伸ばし、足の裏全体を床につけます。
2. 体幹を鍛える
体幹(お腹周り)の筋肉を鍛えることで、背骨を安定させ、脊柱管への負担を軽減できます。
- ドローイン:仰向けに寝てひざを立て、お腹をへこませたまま呼吸を繰り返します。お腹をへこませた状態をキープするのがポイントです。
3. ストレッチをする
硬くなった股関節や太ももの筋肉を柔軟にすることで、腰の負担を減らし、血行を改善します。
- もも裏のストレッチ:椅子に浅く座り、片足を前に伸ばします。伸ばした足のつま先を上に向け、背筋を伸ばしたまま上半身を前に倒します。
まとめ
脊柱管狭窄症の手術は、現在の痛みを取り除くための重要な選択肢ですが、根本的な原因を解決しなければ、再発する可能性があります。
手術後の痛みの再発を防ぐためには、ご自身の生活習慣を見直し、今回ご紹介したようなセルフケアを日々の生活に取り入れることが大切です。無理のない範囲で、少しずつ体を動かし、痛みに負けない体づくりをしていきましょう。
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