こんなお悩みありませんか?
「走り始めた頃はタイムがどんどん縮まったのに、最近は伸び悩んでいる…」
「後半になると体が左右にブレてしまう感覚がある…」
「長距離を走ると腰や膝が痛くなることがある…」
ランニングに熱中する中で、このような壁にぶつかっていませんか?
40代を迎え、仕事や家庭で忙しい毎日でも、ランニングは貴重な自己投資の時間ですよね。しかし、頑張って練習しているのにタイムが伸びず、体のブレや痛みに悩む方も少なくありません。
実はそのお悩み、骨盤のブレが原因かもしれません。この記事では、ランニング中の骨盤のブレがなぜ起こるのか、そしてタイムアップに繋がるセルフケアについてご紹介します。
なぜ骨盤が左右にブレるの?タイムが伸びない原因との関係性
ランニング中に骨盤が左右にブレてしまうのは、主に体幹の筋力不足と股関節周りの柔軟性の低下が原因です。
走る動作は、片足で着地するたびに、その衝撃を吸収し、体を安定させる必要があります。この時、体幹(特に腹筋や背筋)や骨盤周りの筋肉が弱いと、上半身が不安定になり、バランスを取ろうとして骨盤が左右に大きく傾いてしまいます。
また、股関節周りの筋肉が硬いと、足が前に出にくくなり、無理に足を運ぼうとすることで骨盤の過剰な動きに繋がり、効率的なフォームを妨げてしまいます。
骨盤のブレを放置するとどうなる?
骨盤のブレを放置すると、単にタイムが伸び悩むだけでなく、以下のような体の不調を引き起こす可能性があります。
- エネルギーのロス:骨盤がブレると、前への推進力が分散され、無駄なエネルギーを使ってしまいます。これが「頑張っているのにタイムが伸びない」最大の原因です。
- 怪我のリスク増大:骨盤のブレを補うため、膝や腰、足首に過度な負担がかかります。これにより、ランナーに多い膝痛(腸脛靭帯炎など)や腰痛のリスクが高まります。
- フォームの崩れ:体幹が不安定だと、正しい姿勢を維持できず、猫背や反り腰になりがちです。フォームが崩れることで、さらに体のブレがひどくなるという悪循環に陥ってしまいます。
タイムアップを目指す!骨盤のブレを改善する対策3選
ここからは、骨盤のブレを改善し、ランニングパフォーマンスを向上させるための対策を3つご紹介します。
1. 骨盤の動きを意識したランニングフォーム
正しい骨盤の動きを意識するだけで、フォームは大きく変わります。
- 背筋を伸ばし、軽く前傾する:猫背にならず、頭から足までが一直線になるように意識します。
- 骨盤を前に押し出す:後ろに残った脚側の骨盤を前に押し出すように意識して走ると、自然と足が前に出やすくなります。
- 体幹を意識する:お腹に軽く力を入れ、体が左右に揺れないように意識しながら走ります。
2. 骨盤周りの筋肉を鍛えるトレーニング
安定したフォームには、土台となる筋力が必要です。
【サイドプランク】
- 体の側面を下にして横向きに寝ます。
- 肩の真下に肘が来るようにして、上半身を起こします。
- 体が一直線になるように腰を浮かせ、30秒キープします。左右各3セット行いましょう。※キープが難しい場合は、膝をついた状態から始めてもOKです。
【ヒップリフト】
- 仰向けに寝て、両ひざを立てます。
- 息を吐きながら、お尻をゆっくり持ち上げます。
- 肩からひざまでが一直線になる位置で3秒キープし、ゆっくり下ろします。これを10回×3セット行いましょう。
3. ランニング前後のストレッチ
筋肉の柔軟性を高めることで、骨盤の可動域が広がり、スムーズな走りに繋がります。
【お尻の筋肉のストレッチ】
- 仰向けに寝て、両ひざを立てます。
- 片方の足首をもう一方の太ももに乗せ、「4」の字を作ります。
- 太ももの裏を両手で抱え、胸の方にゆっくり引き寄せ、30秒キープします。反対側も同様に行いましょう。
まとめ
ランニングにおける骨盤のブレは、タイムアップを阻むだけでなく、怪我の原因にもなりかねません。
しかし、今回ご紹介した「骨盤を意識したフォーム」「筋力トレーニング」「ストレッチ」の3つを日々のランニング習慣に取り入れることで、骨盤のブレは改善され、より効率的でパワフルな走りが可能になります。
体の変化を感じるまでには時間がかかるかもしれませんが、諦めずに継続することで、きっと自己ベスト更新という目標を達成できるはずです。
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