体重計に乗るのが怖いというお気持ち・・・、とてもよく分かります。
ダイエット中は特に、体重の数値に一喜一憂してしまったり、思うように減らないとがっかりしたり、時には自分を責めてしまったりすることもありますよね。
でも、安心してください。体重計は、あなたのダイエットをサポートするツールであって、あなたを評価するものではありません。
大切なのは、数字に振り回されずに、健康的で前向きなダイエットを続けることです。
なぜ体重計に乗るのが怖いと感じるのか?
この「怖い」という感情は、多くの場合、次のような理由から生まれます。
過去の経験
以前のダイエットで挫折した経験があると、「また同じように失敗したらどうしよう」という不安がよぎります。
完璧主義
「毎日同じ数字でなければダメだ」「少しでも増えたら失敗」と考えてしまい、理想と現実のギャップに苦しむことがあります。
数字への過度な執着
体重という一つの数字に、自分の価値や努力の全てを結びつけてしまうと、プレッシャーが大きくなります。
不規則な変動への戸惑い
体重は水分量や排泄、むくみなど、様々な要因で日々変動します。この変動を理解していないと、増えた時に「頑張りが足りない」と感じてしまいます。
体重計との健全な向き合い方
体重計との良い関係を築くためには、いくつかのポイントがあります。
体重はあくまで「目安」と心得る
体重は、あなたの健康状態やダイエットの進捗を知るための一つの指標に過ぎません。体脂肪率や筋肉量、見た目の変化、体調など、他にも大切な指標はたくさんあります。体重が増えたとしても、それが必ずしも「失敗」を意味するわけではありません。例えば、運動をして筋肉が増えれば、体重は増えることがあります。
測る頻度とタイミングを見直す
毎日測るのがストレスなら、週に2〜3回に減らしてみるのも良いでしょう。また、朝起きてすぐ、排泄を済ませてからなど、最も条件が揃いやすいタイミングで測るようにすると、変動が少なくなり、より正確な傾向を把握できます。
長期的な視点で変化を見る
体重は日によって変動するのが当たり前です。大切なのは、短期間の増減に一喜一憂するのではなく、週ごとや月ごとの平均値、またはグラフで長期的なトレンドを見ることです。
少しずつでも右肩下がりになっていれば、それは確実に前進しています。
体重以外の変化にも目を向ける
体型の変化
服が少し緩くなった、鏡に映る自分が引き締まってきた、など。
体調の変化
以前より疲れにくくなった、体が軽くなった、よく眠れるようになった、など。
精神的な変化
食事への意識が変わった、ポジティブになった、など。
運動能力の変化
長く歩けるようになった、以前より楽に階段を上れるようになった、など。
これらの変化は、数字以上にあなたの努力の証です。日記や写真で記録しておくのもおすすめです。
体重計から一旦離れてみる勇気も
もし体重計に乗ることがあまりにも大きなストレスになるなら、一時的に体重計から離れてみるのも一つの選択肢です。
その間は、食事内容の見直しや、無理のない運動を続けることに集中し、体の変化や体調の改善に意識を向けてみましょう。
体重計は、あなたをサポートする味方です。怖がらず、上手に付き合うことで、ダイエットはもっと健康的で楽しいものになりますよ。