交通事故での受傷は、スポーツや日常で起こる怪我に比べると、症状が複雑になりやすいです。
というのも、交通事故後の患者さんは被害者である事が多いからです。
被害者があるがゆえ、交通事故での怒りや口惜しさの感情が出てきますし、事故の瞬間に防御姿勢を取れなかったために、衝撃が体の深部に伝わります。その時の恐怖感やフラッシュバックが残りやすいこともあります。
そのうえ、周囲の人から症状を理解されない事も多々あります。
そういう面を考えてみると、早期回復を目指すならメンタル面でのフォローも必要だと思うんです。
むち打ち症などの交通事故後の怪我は、特に目で見えて大きな怪我というのが分かりにくいです。そのため、人それぞれの話を聞いて判断しない部分もあります。
そういう事から、症状が複雑になりやすい傾向にあるというわけです。
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